山形にとってはお得意様も木山新監督には“苦手チーム”…長崎が2発完封で3連勝!
ゲキサカ / 2017年4月2日 20時23分
[4.2 J2第6節 長崎2-0山形 トラスタ]
V・ファーレン長崎がホームでモンテディオ山形に2-0で勝利した。前節終了時点でリーグ最多の9得点を記録していた長崎は、これで開幕6試合連続ゴール。高い攻撃力を武器に、昨年7月以来となる3連勝を達成した。
2連勝中の長崎は前節からのメンバー変更はなし。古巣対戦となるキャプテンのDF田代真一を3バックの中央に据え、開幕から5試合連続で3-4-2-1の布陣で臨んだ。
一方、開幕5試合負けなし(1勝4分)ながら4試合連続ドローとなっている山形は、前節から先発3人を変更。DF加賀健一、MF鈴木雄斗、MF風間宏希に代わり、DF石川竜也が2試合ぶり、MF汰木康也が3試合ぶり、MF中村駿が移籍後初のスタメン入りを果たした。フォーメーションは長崎と同じ3-4-2-1。長崎の高木琢也監督の長男であるDF高木利弥はベンチスタートとなった。
J2リーグは前節を終え、無敗チームが早くも2つに絞られた。前節終了時点で首位に立つ湘南と、もう1チームが11位の山形。4試合連続ドローと勝ち切れないゲームが続いているが、総失点3はリーグで4番目に少なく、隙のない守備で無傷を保っていた。
過去のリーグ戦通算対戦成績は山形の3勝2分1敗。敵地に乗り込んだ山形が2013年のJ2第23節(1-2)を最後に負けていない長崎に対し、前線からの連動したプレスで試合を優位に進めていく。
前半14分には左CKを獲得し、中村が右足でクロス。ファーのFW阪野豊史が頭で合わせるも、ゴール右に外した。同20分にはこの日最初の決定機。ショートカウンターからMF瀬沼優司がドリブルでPA内右に持ち込み、中央の阪野につなぐ。パスはややズレたが、受けた阪野が右に持ち出しながらコースを作り、右足で強烈なシュート。しかしコースが甘くなり、GK増田卓也に至近距離で弾き出された。
序盤は山形の出足の鋭い守備を前に苦戦を強いられた長崎だったが、チャンスが少ない中、リーグ最多9得点の攻撃力を見せつけた。前半27分、右CKからキッカーのMF島田譲が左足でクロスを送ると、マークを外してゴール前に飛び込んだのはFWファンマ。高い打点から叩きつけるヘディングで2試合連続となる今季3得点目を挙げ、均衡を破った。
さらに前半33分の左CKでは、キッカーの島田が今度は意表を突いた低いライナー性のクロスを供給。ニアにフリーで走り込んだDF田上大地が左足のヒールで合わせるが、ストーン役で左ポスト付近に立っていたMF本田拓也に体を張ってブロックされた。
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