[プレミアリーグWEST]開幕戦で福岡U-18に勝利も試合後笑顔なく……。G大阪ユースは「内容もいい方に」
ゲキサカ / 2017年4月9日 8時45分
[4.8 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 G大阪ユース 1-0 福岡U-18 ヤンマー]
8日、高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST第1節で15年優勝のガンバ大阪ユース(大阪)と13年以来のプレミアリーグ復帰を果たしたアビスパ福岡U-18(福岡)が対戦。MF芝本蓮(3年)の奪った1点を守ったG大阪が1-0で勝利した。
開幕戦を白星で飾ったG大阪だが、試合後は勝者と思えないような暗いムード。實好礼忠監督は「非常に、硬かったですね。ボールがズレることが多かったですし、サポートのところも遅かったですし、判断のところもちょっと決めた判断が状況判断ではなかったですね。暗いでしょう? 高校生ならば(勝って)明るくなってもいいのに」と苦笑していた。
そして「素直にこの雰囲気というか、勝っても喜べないところ、何で喜べていないのかという話をしたいなと」と語っていたが、ミーティングで「この試合に満足していない人は?」の問いに選手全員が手を挙げていた。主将の右SB奥井大貴(3年)は「勝ったんは良かったんですけど、内容もいい方に向けていければいいと思います」。開幕戦、雨中の一戦、そしてヤンマースタジアム長居の雰囲気によって過緊張だった初戦から切り替えて、次は内容も求めて白星を勝ち取る。
序盤はプレミア復帰戦となった福岡も非常に動きが硬かった。「最初は全然行けなかった」(小倉裕介監督)という福岡からG大阪が先手を取る。15分、上手く右のスペースを突いて持ち上がったFW白井陽斗(3年)が中央の芝本へパス。緩急をつけたドリブルとシュートフェイントでDFを攻略した芝本が右足でリードをもたらした。
「ボールに対して厳しく行くというのが僕らのやろうとしていることなんですけれども、行けずに見ちゃったことで失点してしまったのはもったいなかった」と福岡・小倉監督。主導権を握ったG大阪はMF山下諒(3年)の左足ミドルやDFの背後へ抜け出したFW松下亮太(3年)の決定的な右足シュート、MF奥野耕平(2年)のポスト直撃のヘディングシュートなどで2点目を狙う。だが、先制した後もG大阪はどこか乗り切れなかった。
福岡にとっては緊張と劣勢の前半。だが、小倉監督が「前向きに自分たちで変えてくれた。後半巻き返そうとする姿勢や前向きにするところはあった」と振り返ったように、幅広いカバーリングや球際での厳しいチェックを見せていたCB西洸瑠主将(3年)を中心に自分たちで流れを変えて見せる。
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