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“ライバル初共演”の山形が大分撃破…FW阪野弾で開幕戦以来&ホーム初の白星

ゲキサカ / 2017年4月9日 19時18分

 流れをつかめない大分は、前半16分にボランチのMF小手川宏基が遠めから右足でミドルシュートを放つも、ゴールをとらえられず。追加点を狙う山形も同28分、左サイドからの瀬川のスローインを阪野が相手DFを背負いながら落とす。スピードに乗って受けたMF汰木康也がPA内に抜け出し、飛び出したGK上福元直人の鼻先をかわすような右足のループシュートを見せるが、ゴール左に外れた。

 前半38分には汰木が左サイドでキープし、フォローに来た瀬川にパス。瀬川が左足で高精度のクロスを送り、ニアに飛び込んだ阪野が体をひねりながらヘッドで合わせるも、枠をとらえ切れない。さらに同40分、茂木のパスを阪野がダイレクトで流すと、PA内中央に抜け出した鈴木が飛び出したGK上福元に倒され、PKを獲得する。

 自らPKキッカーを担った鈴木。右足でゴール左を狙ったゴロのシュートはGK上福元に読まれるも、触られることなくネットを揺らし、前半42分に追加点を奪った。鈴木の今季2点目となるゴールは、同じくPKで挙げた第1節・京都戦(2-1)以来、6試合ぶり。また、山形にとっても開幕戦以来の複数得点となった。

 直近3試合の無得点が嘘だったように、攻撃が機能する山形。パスワークを主体とした中央の崩しと、瀬川や茂木を生かしたサイド攻撃がうまく噛み合い、前半は大分を圧倒し続けた。

 ハーフタイム明けに「次の1点が勝負」と片野坂知宏監督が話した大分は、後半に入ると1段ギアを上げて攻勢をかける。これが実ったのは後半12分。中盤の小手川が敵陣左寄りのFW後藤優介に横パスをつなぐと、受けた後藤が意表を突いて右足を振り抜く。強烈なブレ球シュートがゴール右角の絶妙なコースに決まり、1点を返した。

 1-2と1点差に詰め寄る後藤の4試合ぶりのゴールが、大分の選手たちの体をさらに軽くする。後半17分には左サイドの山岸が内側にパスを出し、うまく相手DFの間で受けた三平がPA内左から右足でシュート。低い弾道のボールがゴール左に吸い込まれ、大分が2点差を追いついてみせた。

 今季初ゴールを挙げた三平は、後半18分にFW川西翔太と交代。昨季まで3シーズンにわたって山形でプレーした川西が古巣のピッチに足を踏み入れる。また、同点ゴールをアシストした山岸もMF國分伸太郎と同時間に交代した。

 圧倒した前半から一転し、真逆の展開となった山形。流れを変えるべく、後半19分に瀬川を下げ、DF山田拓巳を投入する。右の鈴木が左ウイングバックに回り、山田が本職の右ウイングバックを務めた。

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