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[プレミアリーグWEST]課題出た東福岡勝ち点3逃す。プレミアでまた「できること」増やした神戸弘陵が2点差追いつきドロー!

ゲキサカ / 2017年4月10日 12時45分

神戸弘陵高FW住田翔(左)と東福岡高CB中村駿が競り合う

[4.9 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 神戸弘陵高 2-2 東福岡高 ヤンマー]

 9日、高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST第1節2日目が行われ、神戸弘陵高(兵庫)と東福岡高(福岡)との高体連チーム対決は2-2で引き分けた。昨年の対戦成績は2戦2分。プレミアリーグで3度目の対戦となった戦いは三たび勝ち点1を分け合う結果となった。

 立ち上がりは、谷純一監督が「前半はカウンター中心にしっかりブロックを作って、(東福岡に)サイド変えさせないようにして、2トップが速く攻撃することを狙った」という神戸弘陵がロングボールを中心に勢いを持って東福岡陣内へ攻め込む。3分には縦パスからDF2人に競り勝ったFW住田翔(3年)がシュートまで持ち込み、11分には左SB権勝星(3年)のクロスからCB田中滉大(3年)の放ったヘディングシュートがクロスバーを叩いた。

 一方、日本高校選抜の欧州遠征によってU-18日本代表CB阿部海大(3年)を、また主力CB斉藤諒(3年)を負傷によって欠く東福岡は本来右SBの中村駿(3年)と2年生CB西田翔央をCBの代役に起用。2人の堅実な守備や、攻守において存在感を放つアンカー・MF青木真生都(3年)の幅広い動きなどによって守備からリズムを掴んだ東福岡は、サイドチェンジを交えた幅のある攻撃で主導権を握った。

 そして22分、ボールを右サイドへ展開すると、MF木橋朋暉(3年)が得意の左足でストレート回転のアーリークロス。巧みに最終ラインの背後を取ったエースMF福田湧矢主将(3年)絶妙なコントロールから右足で先制ゴールを決めた。先制した東福岡はボールを支配して2点目を狙うが、神戸弘陵はしっかりと守備ブロックを作って対応。奪ったボールをオープンスペースへ配球する攻撃はなかなか形にならなかったが、43分にはスルーパスからFW渡邉一也主将(3年)が決定的な右足シュートを打ち込んだ。

 神戸弘陵は連続失点しないことを徹底しながら、したたかにチャンスを狙っていた。右SB西山克人(3年)が対人の強さを見せていたほか、SHのプレスバックが徹底されていたやゴール前での集中力が高かったことも2点目を許さない。ボールを握りながらも畳み掛けられなかった東福岡の森重潤也監督は「崩せるだけの力がまだない」と指摘する。それでも後半17分、東福岡は右中間やや後方の位置で木橋がFKを獲得。これを木橋が左足で自ら狙うと、鮮やかな弧を描いた一撃がゴール右隅上を破り、2-0となった。

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