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初先発のMF大塚が先制点&PK奪取!日本高校選抜がラストゲームでクルゼイロに3-0快勝!

ゲキサカ / 2017年4月18日 1時54分

 クルゼイロも、個々のキープ力の高さを活かして反撃。日本は徐々に攻め込まれる回数が増えたが、終始運動量の多かった金子と住永をはじめ、抜群の対人の強さによって今大会のベストDFに選出された阿部と前日の悔しい1失点から立て直した橋本、そして初先発の常盤と渡邊の4バックも意識高い守りを見せ続ける。20分にはカウンターからピンチを招いたが、コースを突いたシュートをGK山ノ井がキャッチ。25分ハーフの前半を2-0で折り返した。

 後半、先に決定機を迎えたのも日本高校選抜の方だった。4分、安藤のキープを起点に連続攻撃を仕掛けると、鳥海の左クロスに飯島が決定的な形で飛び込んだ。この後はなかなかシュートチャンスを作ることのできなかった日本高校選抜だが、相手にもチャンスらしいチャンスを作らせない。

 11分には安藤、飯島、阿部に代えてFW伊藤龍生(米子北高→鹿屋体育大)、CB佐藤瑶大(駒澤大高→明治大)、左SB三国スティビアエブス(青森山田高→順天堂大)を同時投入。19分には渡邊に代えて松本を送り出し、これでピッチ上の11人は全員上級生(16年度の3年生)となった。

 19分にポスト直撃のシュートを放たれるなど我慢の時間もあったが、クロスへの対応やキャッチングが安定していた山ノ井中心に無失点を続ける。すると、後半ラストプレーで日本高校選抜は3点目を奪う。右サイドのスペースへ走り込んだ常盤がファーサイドへピンポイントクロス。これを左MF松本が頭でゴールへ押し込んで素晴らしいラストゲームを終えた。

 住永は「楽しめたと思います。(欠場したGK廣末陸を除いて)最後3年生全員でピッチに立てたのは嬉しく思います」と喜び、そして黒田剛監督(青森山田高)は「最後ピッチ上、全部3年生ということにして、3年生の高校生活最後の試合の機会にしたいなと思った。その中で最後得点が取れたということで終わり方としては凄く素晴らしかったなと思います」と頷いていた。

 今年の日本高校選抜の試合はこれで全て終了。18日にドイツを出発して帰国後、選手たちは高校、大学、そしてプロの世界でまたそれぞれが目標を持って、それぞれ力を磨いていく。今大会は5試合で3勝1分1敗、わずか1失点のみだったが、チームは5位。選手たちにも、スタッフ陣にももちろん悔しい思いがある。その中で黒田監督は「1点の怖さとか、一瞬の怖さとか、一本の怖さとかというものを選手たちも学習できたことが大きかったかな。そういうところが収穫。どのカテゴリーにおいてもサッカーをやっている以上は、そういった一瞬というものを大切にやってもらいたいなと思います」と選手たちにメッセージ。選手たちは予選リーグ敗退に繋がった1失点、奪えなかった1ゴールを糧に成長を遂げて今後、この欧州遠征以上に重要な状況でそれを守れる、奪える選手になる。

(取材・文 吉田太郎)●日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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