[関東]芝が良すぎ?互いに持ち味出せず…専修大と桐蔭横浜大はスコアレスドロー
ゲキサカ / 2017年5月1日 10時27分
[4.30 第91回関東大学1部L第2節 専修大0-0桐蔭横浜大 夢の島]
天皇杯1回戦による中断が明け、第91回関東大学1部リーグ第2節が30日に各地で行われた。東京・夢の島競技場の第1試合では専修大と桐蔭横浜大が対戦し、0-0で引き分けた。専修大は2連勝はならず。桐蔭横浜大は今季初の勝ち点を手にした。
良すぎる“芝”の影響を受けた一戦だった。試合記録に『天然芝・全面良芝』と記載されたように、FC東京U-23がJ3リーグで頻繁に使っていることもあり、夢の島競技場のピッチは今まで以上にキレイに整備された状態。一面に鮮やかな緑が敷き詰められていた。しかし強い日差しの下、水を撒いていない長めの芝のピッチ上では、ボールはなかなか進まない。細かいつなぎを武器とする両校にとって、この環境はマイナスに働いた。
試合後、桐蔭横浜大の八城修監督は「素晴らしいピッチでしたけど、意外とボールが転がらない。水を撒けば最高ですが、芝に引っかかってしまったせいもあり、ボールが進まず。お互い蹴るような形で持ち味が出ていなくて、面白くない試合になってしまいました」と悔しさをのぞかせ、「そういうなかで本来やりたいことをできてこそ、魅力あるサッカー、面白いサッカーができる。勝ちたかったり、勝ち点を取りたい気持ちはわかるけれど、もう少しトライして工夫するのが見られれば良かった」と振り返った。
この日の一戦。先にチャンスを迎えたのは桐蔭横浜大だった。開始3分、PA右へ抜け出したFW鈴木国友(4年=相洋高)がGKとの1対1からシュートを狙う。ボールは無人のゴールへ伸びていったが、最後はゴールライン上に走り込んでいたDF古屋誠志郎(2年=市立船橋高)にクリアされた。
前半8分にはアクシデント。左SBで先発していた桐蔭横浜大DF長里竜生(3年=昌平高)が右足首を痛める。起き上がることはできずに担架でピッチ外へ。急遽、DF中家亮(4年=大宮ユース)が送られた。その後は互いにパスミスが目立ち、自陣の外へボールを運べない。後方から安易に蹴るシーンが多く、セカンドボールの奪い合いが続いた。
専修大は2列目のMF葛谷将平(3年=大津高)とMF三沢直人(4年=西武台高)が幾度も裏を狙ってスルーパスを出すが、味方には合わない。前半29分には三沢の右CKからゴール正面のDF越水旋太(3年=清水桜が丘高)が頭で合わせるもクロスバー上。同35分には葛谷のスルーパスに抜けたFW鈴木厚太(2年=飛龍高)がゴール正面からダイレクトで狙うが枠外だった。前半30分過ぎから攻め込む場面が目立つも得点は生まれない。
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