[プレミアリーグWEST]無敗対決制したC大阪U-18が首位堅持。指揮官はよりアグレッシブな戦い求める
ゲキサカ / 2017年5月7日 7時38分
[5.6 高円宮杯プレミアリーグWEST第5節 C大阪U-18 2-1 神戸U-18 C大阪舞洲G]
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは6日に第5節を行い、3勝1分で暫定首位のセレッソ大阪U-18(大阪)と3勝で同2位のヴィッセル神戸(兵庫)が対戦。前後半に1点ずつ奪ったC大阪U-18が2-1で勝利し、首位を維持した。
「この試合に勝てば優勝に近づく試合なので、皆で絶対に勝とうと話していた」。C大阪のGK光藤諒也(3年)がそう口にしたように、今後のタイトル争いを大きく左右する首位決戦は、C大阪の先制攻撃で幕を開けた。キックオフと同時に攻撃に出たC大阪は、まずFW藤尾翔太(1年)が強引に中央を抜け出し、強烈なシュート。GKが弾いたボールを素早くFW西村真祈(1年)が押し込んだが、枠を捉えることができなかった。
ゴールこそ奪えなかったが、「試合の入りに良い形でシュートを打てたことが大きかった」(光藤)C大阪は、以降もアタッカー陣が積極的な仕掛けを続けた。前半9分にはハーフウェーライン右を抜け出した藤尾が倒され、FKを獲得。ゴール前に入れたクロスがフリーのMF谷本駿介(2年)に渡ると、落ち着いてゴール右隅にシュートを決めて先制に成功した。幸先の良いスタートを切ったC大阪だったが、以降は中盤でボールの奪い合いが続き、フィニッシュまで持ち込めず。「前半のうちに、もう1点欲しかった」(MF有水亮)ものの、2度目の歓喜を迎えることがないまま、前半を終えた。
後半からは、神戸が反撃を開始。最終ラインから中盤への配球が増えると、野田知監督が「今日はピッチにいた選手の中で、ナンバーワンだったと思う」と称えたMF佐々木大樹(3年)の強引な中央突破や、MF佐藤昴(3年)のパスを起点としたサイド攻撃で好機を作った。後半7分には、右サイドのDF前川智敬(3年)がゴール前にロングスローを展開すると、こぼれ球をFW原尊(2年)が右足ボレーで狙ったがシュートはGKの正面。16分には左サイドを破ったFW池田修志(3年)のパスから、中央の佐藤がゴールを狙ったが、枠を捉えることができない。
決定機を作りながらも、「決めるべき所で決められなかったのが痛かった」(佐々木)神戸を尻目に、C大阪は32分に連係による崩しから有水が左足シュートを決めて、突き放しに成功。試合終了間際にPKを佐藤に決められたが、リードを保ったまま試合終了を迎えた。
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