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「オレもここにいる!」“次の主役達”U-20代表候補がU-20W杯出場のアメリカに善戦も逆転負け

ゲキサカ / 2017年5月13日 22時36分

 だが、キャプテンマークを巻いた住永中心に声を出し、その点に気づいて修正した日本は、ファウル覚悟で厳しくチェックするようなシーンが増加。それによって、ボールを奪ったり、セカンドボールを拾う回数が増え、相手のリズムを崩すと同時にカウンターからチャンスを作るようになった。

 攻撃面でも思い切り良く攻めるシーンが増えた日本。特に安部がその個人技によってマークするDFに対して完全に優位に立っていた。安部は飛び込めない相手DFの逆を取るドリブルでチャンスの起点に。また黒川がPAへ勢い良く飛び込んだり、杉山の左足クロスがクロスバーを叩いたり、小松が左足シュートへ持ち込んだりするなど攻める日本は37分、金子の縦パスを受けた安部がハーフウェーライン手前から単独でPAまでボールを運んで決定的な右足シュートを打ち込んだ。

 後半2分に背後を突かれてクロスバーに救われるピンチがあったが、直後の3分に日本が先制点を奪う。敵陣右サイドで小松が相手ボールをインターセプト。そのまま中へ持ち込んだ小松のパスを鳥海がはたき、安部が粘って繋ぐと、最後はPAで上手くボールを拾って抜け出した黒川が右足シュートを左隅へ流し込んだ。

 アメリカは後半開始から6人を入れ替えてギアを上げてきていたが、リードする日本はPAまでボールを運ばれても大迫らが落ち着いて対応。決定機を作らせない。その日本は19分に安部と鳥海に代えてFW安藤瑞季(長崎総合科学大附高)と右MF大山武蔵(C大阪)を投入。24分には黒川に代えて左MFに山根永遠(C大阪)を送り出した。そして28分には住永と杉山をMF山田康太(横浜FMユース)、DF長谷川巧(新潟)へチェンジ。長谷川を右SB、左SBに田中を移した。

 日本は山根の右足FKが左ポストをかすめ、安藤のドリブルシュートがゴールを捉えるなどアグレッシブに2点目を狙う。だが、33分、中盤でボールを奪われるとショートカウンターから最後は折り返しを右FWラゴス・クンガに左足で決められて同点。それでも日本は「あそこでもう一ギア上げて、もう一個パワー出せるのが日本人の強みでもある」という影山監督の「前へ」の声に呼応するかのように、住永からキャプテンマークを受け継いだ金子や安藤らが前に出て勝ち越し点を狙いに行く。だが44分、自陣で中盤、最終ラインの間に落ちたボールをうまく処理できずに攻め込まれると、最後は右サイドのクンガに左足シュートを沈められて逆転負けした。

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