1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

「オレもここにいる!」“次の主役達”U-20代表候補がU-20W杯出場のアメリカに善戦も逆転負け

ゲキサカ / 2017年5月13日 22時36分

 黒川は「世界大会に出るアメリカに対してこれだけできたのは良かったと思うんですけど、最後のところ粘れるかというところで失点しないところやもう1点、2点獲るところをこれから追求していきたい」。強敵を追い詰めたが、勝ちきれなかったことを反省。この経験をこれから先に繋げる。

 今回のU-20日本代表候補はU-20W杯メンバーから惜しくも落選した選手や、U-18日本代表の主力組、日本高校選抜でアピールしてきた選手、全国的に無名な存在ながらも抜擢されてきた選手など様々な立場の選手が影山監督の「濃い5日間にしよう!」というメッセージの下、5日間の合宿で精一杯成長しようとしてきた。

 その総決算だったU-20アメリカ代表戦はできた部分も多かった。U-20W杯に出場するアメリカを苦しめることもできた。だが、強敵は自分達にできた隙を容赦なく突いてきて、わずかなミスを得点に結びつけてきた。日本にとっては悔しい逆転負け。それでも影山監督は「ピッチの上で締める時に『5日間面白かったぞ、ありがとうな』というふうに感謝の気持ちを伝えました」という。濃い5日間を送ろう、上に上がろうとする意志を表現していた選手達。そして、指揮官は「U-20W杯に行けなかった選手とか、無名の選手とか、そういったやつらが『オレもここにいるんだぞ』と出したくてウズウズしているんですよね。そういった気持ちなどをしっかり育ててあげたい」と続けた。

 6月には今回の選手達も含めたU-19日本代表が結成され、トゥーロン国際大会(フランス)を戦う。またU-18日本代表は今秋に19年U-20W杯の出場権を懸けたAFC U-19選手権予選に臨む。そして、20年東京五輪……。日本代表のユニフォームを背負って、次の「主役」になることを夢見る選手達はたくさんいる。今回「濃い」5日間の合宿を送って評価を高め、アメリカを苦しめたU-20代表候補のように、「オレも!」という情熱ある選手達が日常から濃い日々を送って、次のチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください