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岩崎悠人が卒業した今年も「絶対に」全国切符を獲る。新生・京都橘が5ゴールで京都8強入り

ゲキサカ / 2017年5月15日 12時18分

 だが、今年は攻守の要と言えるポジションに彼らのような強烈な個を持った選手はいない。その分、足元の技術に長けた選手が多いのが今年の特徴で、4月初旬に「船橋招待」で市立船橋高など全国の強豪相手に善戦してからは、その傾向を強めている。

 この日も最終ラインから繰り出す圧倒的なボール回しで相手をねじ伏せるなど今年の代が進む方向性の正しさを示したが、ポゼッションを全面に押し出すことにより、「繋いでボールを大事にしている分、失いたくないという気持ちが強いから勝負の所を逃げてしまう」(輪木)というマイナス面も随所に見えた。輪木が「色がない、自分から気迫を出せない選手が多いと米澤監督から指摘される」と口にする3年生のメンタル面も思い切って勝負に挑めない一因かもしれない。

 ただ、勝利に対する想いは今年の代にも、もちろんある。輪木は「(岩崎)悠人クンがいたおかげで、今年も注目してもらえるのは有難いこと。でも、『岩崎がおらんくなった京都橘はどんなもんやろ』?という目で見る人が多い中で、僕は『岩崎がおらんかったから、こんなもんか』と思われるのが一番悔しい。予選でどれだけ良い試合をしても、負けていてはそう思われてしまうから、インターハイと選手権は絶対に獲りたい」と口にする。偉大な先輩たちの幻影を消し去り、新たな京都橘のカラーと今年の代らしさを全国に打ち出すため、残り3試合も白星を勝ち取るつもりだ。

(取材・文 森田将義)●【特設】高校総体2017

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