1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[関東]筑波大vs慶大はスコアレスドローも、互いに引かぬ好ゲーム

ゲキサカ / 2017年5月16日 10時6分

 後半18分に長澤に代わり、FW北川柊斗(4年=名古屋U18)を投入。同25分には左サイドから持ち込んだMF鈴木徳真(3年=前橋育英高)のパスからPA右の中野がシュート。決定的な場面もGK上田に弾かれる。こぼれに詰めたが、またも上田に足で阻まれた。その後はCKから北川がヘディングシュートを打つもクロスバー上。1点が遠い。同31分にはMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)に代わり、MF松村遼(3年=國學院久我山高)。同37分には投入したばかりの松村に代えて、ルーキーMF生地慶充(1年=FC東京U-18)を入れた。開幕戦以来のベンチ入りだった生地が大学リーグ初出場した。

 対する慶大は後半17分に杉本に代わって、ルーキーFW松岡瑠夢(1年=FC東京U-18)を投入。同26分には近藤の右CKに正面のDF岩崎湧治(3年=仙台ユース)が頭で合わせたがクロスバーを叩く。同32分には足を痛めた主将の手塚が交代し、DF中井建太(4年=青森山田高)が入る。同36分、最後の交代カードを切り、MF片岡立綺(4年=桐蔭学園高)に代えて、MF八田和己(2年=桐蔭学園高)が入った。

 終盤に入っても互いに気持ちを切らすことなく熱戦は続く。筑波大は奪っては中野と北川を的に攻め込んだ。後半42分には西澤の左クロスに生地が詰めたが枠外。同45分にはMF野口航(4年=大津高)のパスに中野が抜け出したところ、PA手前左でDF沼崎に倒され、FKを獲得。西澤の蹴り入れたボールがPA手前正面へ流れ、鈴木徳が拾うがシュートにはつなげず。

 アディショナルタイムにも激しい攻防。後半アディショナルタイム3分、慶大はMF落合祥也(2年=横浜FCユース)のスルーパスに近藤が抜け出すもオフサイド。同4分にはカウンターで決定機。渡辺のパスを左サイドで受けた小谷がドリブルで持ち込み、シュートを放ったがGK森本に弾かれた。ここで出た左CK、近藤からファーサイドの岩崎が頭で叩くもDFにクリアされる。

 猛攻実らせたい筑波大は同アディショナルタイム5分、野口が生地とのパス交換で左サイドへ抜け出し、マイナス気味のクロス。最後は鈴木徳がミドルを放つが決めきれない。終了間際にはCKからPA右の北川がシュートも枠上へ大きく外した。試合を通じてシュート19本、CK17本、直接FK17本を得た筑波大だが、慶大の好守を前に1点が遠く。0-0で試合は終了。勝ち点1を分け合った。 

 試合後、筑波大の小井土正亮監督は「今日だったら勝たないと……」と苦い表情。「しっかりと点を取るというところでいうと、あとは決めるだけというところで相手のGKを褒めるしかないと思います。決めきれないなか、最後の最後までゴールを目指してはくれていたのですが……」と両校の選手を労いつつ、取材対応中に近くを通りかかった西澤を見かけると「CK、17本!17本で1本も入っていないんだけど、西澤くん!」と冗談交じりにプレッシャー。「ショート(コーナー)は1回だけ。そういう判断……!」と発破をかけられ、前節では直接FKを沈めた抜群の精度を誇るキッカーも、この日は苦笑いで応じるしかなかった。

(取材・文 片岡涼)●第91回関東大学1部L特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください