1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM440]慶應義塾大GK上田朝都(2年)_“荒鷲の砦”が筑波大封じる!前出る守備で好セーブ連発

ゲキサカ / 2017年5月24日 11時38分

慶大の守護神・上田は好セーブを連発した

[5.14 関東大学L第5節 筑波大0-0慶應義塾大 味フィ西]

 2年生守護神は堂々とゴールマウスに立つ。慶應義塾大は筑波大とスコアレスドロー。勝ち点1を分け合った。筑波大にシュート19本、CK17本、FK18本を浴びたものの、最後まで集中力高く戦い抜いての結果。なかでも慶大GK上田朝都(2年=横浜FMユース)は臆することなく前へ出るセーブで今季初の“完封”に大きく貢献した。

 試合後、敵将である小井土正亮監督は「今日だったら勝たないと……。しっかりと点を取るというところでいうと、あとは決めるだけというところで相手のGKを褒めるしかないと思います」と上田を称えた。それだけ好守の光った一戦だった。

 立ち上がりから終了のホイッスルが鳴るまで、慶大は果敢にプレスをかけては、文字通り“闘った”。須田芳正監督が「最後に身体を張るとか、1cmでも詰めてシュートコースを消すとか気持ちがあった」と言うとおりだ。CBの沼崎和弥(2年=暁星高)、岩崎湧治(3年=仙台ユース)とともに守護神は奮闘。

 前半23分には右クロスからファーに飛び込んだMF西澤健太(3年=清水ユース)にシュートを許したが、正面でキャッチ。同39分には西澤の右CKからFW中野誠也(4年=磐田U-18)に頭で合わされるもしっかり止めた。近距離でのFKにも、迷いなく前へ出ては手中に収めた。ハイボールへの対応に強さを示した。

 後半に入り、立て続けにセットプレーを与えるシーンもあったが上田はぶれない。味方が身体を投げ出してはシュートコースを限定したことで、落ち着いてポジションを読んでは止めた。この日一番の見せ場は後半25分。左サイドから押し込まれ最後はPA右の中野に打たれたが腕でブロック。こぼれを拾われたが、今度は右足を伸ばして弾いてみせた。反射の良さでピンチを凌いだ。終盤に怒涛の攻撃を受けたものの、しのぎ切り、0-0で試合は終了。2連勝はならなかったが好ゲームを演じ、今季初の無失点で勝ち点1を重ねた。

 試合後、上田は「自分の武器であるシュートストップを活かせたと今日の試合では思うので、その点では良かったなと思います」と言いつつも、「それでも細かいところ、最後のところでキックが乱れたり、修正点が出てきたので直していければ」と反省。

 多くのセットプレーを振り返っては「セットプレーのキッカーがかなり良くて、僕も出ずらいボールも多かった。毎回(相手に)叩かれていましたし、いつか来るんじゃないかと……。それでも小谷くんの顔面に当たった場面もあったように、ああいうのに助けられました。真ん中でトシ(北城俊幸)とかが声を出して、守ろうと意識を持っていたので。そこはみんなを信頼していますし、ちゃんと身体をつけてくれていたから、自分も反応できていたので良かったと思います」と仲間への感謝も忘れなかった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください