[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]:リョンジェとヒョンジェ(東京朝鮮高・リ・リョンジェ、リ・ヒョンジェ)
ゲキサカ / 2017年5月18日 12時37分
東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」
「結構仲良いですね」という兄の言葉を伝えると、「そうですね。1回もケンカしたことないです」と弟も同調する。「お兄ちゃんがいい子みたいな感じで、クラス委員とかもやったりするのに対して、弟は弾けた感じで、バランスが取れているのかなと思います」と笑うのは東京朝鮮高を率いている姜宗鎭監督。リョンジェとヒョンジェ。双子の兄弟は家族への感謝を胸に、初めての全国を目指して日々奮闘を続けている。
5月11日。T1リーグ第8節。東京朝鮮はリベンジマッチを迎えていた。相手の関東一高は2週間前の関東大会予選準々決勝で0-4と大敗を喫した相手。姜監督も「このタイミングでリベンジできるという意味で、『ポジティブに考えて勝ちに行こう』ということで準備をしてやりました」と話す一戦に並々ならぬ闘志を燃やしていたのが、左サイドバックを務めるリ・ヒョンジェだ。2週間前のゲームではオウンゴールで先制点を献上してしまい、結果的にチームも大敗。指揮官も「1人で戦っている訳ではないけど、『君にとっては凄くいい場面だろう』と今回試合の前にヒョンジェに声をかけた」そうだ。試合前日の練習で少し足を痛めていたが、当日の朝に出場を直訴。「オウンゴールしてしまったので、最低でも点を決められたらいいなと思って」リベンジのピッチへ向かう。
「前回は全然守備の部分で行けていない所もあったし、勇気を持ってできなかった」(姜監督)チームは、前半から戦う姿勢を打ち出しながら、互角以上の内容でゲームを進めていく中で、スコアが動いたのは後半20分。ムン・インジュが右から蹴ったFKに、ストライカーのリ・リョンジェが頭から飛び込む。
「『ひざ蹴りが入った』と思って倒れたらみんなが喜んでいて、ゴールを見たら入っていた」という先制点が記録されると、終盤は押し込まれながらも、何とかチーム全員で体を張って凌ぎ切り、試合はそのまま1-0でタイムアップ。弟がオウンゴールを喫してしまった相手へ、兄が決勝ゴールを叩き込むドラマチックな展開に、「僕も凄くカッコいいと思いました」と笑ったのはヒョンジェ。「家でも2人でよく話すんですけど、『オマエが決めないと後ろも厳しい』みたいな感じでよく弟に言われる」リョンジェが兄の威厳を示す格好で、見事にリベンジ達成。5月下旬から始まる総体予選に向けて、チームとしても弾みの付く勝利を手にすることに成功した。
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