「元々はガンガン行く感じだったけど…」 U-20日本代表DF舩木翔の意識を変えたC大阪・尹監督の教え
ゲキサカ / 2017年5月20日 23時42分
まずは、チーム全体のバランスを考える。前方に構える切り込み隊長のMF三好康児(川崎F)がボールを持てば、「自分がおとりになる」動きで三好のドリブルコースを創出。そして、逆サイドのDF初瀬亮が果敢にオーバーラップすれば、「後ろで少し構えながら」相手のカウンターに備える。U-20日本代表DF舩木翔(C大阪)はチームのために今、何をすべきかを考えながらピッチに立っている。
昨年のプレミアリーグWEST第15節神戸広陵戦でハットトリックを達成するなど、ユース時代は「前にガンガン行く感じだった」舩木の意識が変わったのは、今季昇格したトップチームで指導を受ける尹晶煥監督の影響があった。
「ユースのときはガンガン走れというチームで、僕も前にガンガン行っていたけど、尹さんからは『SBはあまり高い位置を取るな。タイミング良く上がれ』と言われているし、右が行くときは自分がバランスを取らないといけないとも言われているので、そこは日頃から意識しています」
U-20日本代表でも本音を言えば「ガンガン行きたい」と笑って答えつつも、「でも、まずはやっぱり謙虚に走ってサイドを往復し続け、右が行くなら自分は考えながら後ろでバランスを取ろうと思っています」と与えられた役割をまっとうすることを考える。そしてバランスを見ながらも、機を心得た攻撃参加から「自分の持ち味でもあるので、1点でも多く得点に関わりたい」と左足からの正確なクロスで得点機を演出しようとしている。
自身にとって初の世界大会となるU-20W杯。前日行われた戦術練習から主力組の左SBに入っており、グループリーグ初戦となる南アフリカ戦での先発出場は濃厚だ。世界との戦いを翌日に控え、「やっと始まるなという感じです」と高揚した表情を見せると、「1試合1試合100パーセントで取り組んで、自分がどこまでできるかをチャレンジしていきたい」と胸を張って答えた。
(取材・文 折戸岳彦)●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ
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