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[関東2部]東農大が5戦ぶり勝利!早稲田大に今季初黒星つけ、首位から引きずり下ろす

ゲキサカ / 2017年6月6日 22時58分

 もどかしい時間が続くが後半20分にようやく1点を返す。CB鈴木準弥(4年=清水ユース)の縦パスを合図に一気に連動。武、MF石川大貴(4年=名古屋U18)とつなぎ、スルーパスに抜けたMF柳沢拓弥(4年=清水ユース)がPA右からゴール左へシュートを突き刺した。1-2に迫る。

 後半23分に東農大は牧に代わり、ルーキーFW石田明(1年=三菱養和SCユース)を投入。同29分には中野に代え、FW渡辺太一(2年=山梨学院高)を入れる。対する早稲田大も同28分に武に代えて、FW飯泉涼矢(4年=三菱養和SCユース)を入れた。

 1点差にした勢いそのままに追いつきたい早大は、果敢に仕掛けるが東農大の身を投げ出した守備に阻まれる。同29分には柳沢の右クロスから正面の秋山がシュートもGKに弾かれ、同30分には後方からのロングパスを受けた石川がループシュートを打つも枠外。同37分にはDF木下諒(4年=JFAアカデミー福島)に代えて、MF冨田康平(3年=市立浦和高)を投入。直後に冨田がシュート性のクロスで沸かせるもGKのパンチングに泣いた。

 東農大は慌てない。ゲームキャプテンを務めるCB中島が「試合以上の練習をしているので、それが自信につながっている。早稲田さんのほうが走力的には勝てると思いますが、今週は自分たちもそれ以上のフィジカル面の強化、練習をやってきたので、チームとしての自信ができていた。そこの面と気持ちの面で負ける気はしなかった」と振り返ったように、真っ向から早大の攻撃を受け止め続け、浮き足立つことはなかった。

 1年生守護神の内野が集中力の高さをみせ、中島とDF寺門宥斗(3年=鹿島ユース)を中心に相手の攻撃を弾き続ける。すると、後半40分に試合を決定付ける3点目。早稲田大が自陣内で軽いプレーでリスタートしたのを見逃さず。すかさずボールを奪った途中出場の渡辺が自らドリブルでPA右へ持ち込み、GKとの一対一から冷静に右足シュートを決めた。後半アディショナルタイム3分には吉田に代わり、DF加藤直生(2年=名古屋U18)を入れる。3-1で試合は終了。東京農業大が5戦ぶりの勝利を手に入れ、8位から7位へ浮上。昇格圏の2位と勝ち点12差だったところを9差へ詰めた。

 敗れた早稲田大は今季初黒星で首位陥落。別会場で勝ち点19で並ぶ2位の国士舘大が引き分けたため、勝ち点1差で2位へ後退した。主将の鈴木は「リーグ戦が22試合あるなかで、どこかで絶対につまづくときはあると思う。それが今日だった。ここからどれだけチームとして、次の試合に向けて修正して戦っていけるかが重要。負けたときにどれだけ強くなれるかだと思います」とキッパリ。1年での1部復帰へ向け、踏ん張り時がやってきた。

(取材・文 片岡涼)

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