選手たちが成長した80分間。技と魂兼ね備え、逸材FWも擁する浦和学院が昨秋準Vの浦和南撃破!!:埼玉
ゲキサカ / 2017年6月23日 9時21分
[6.11全国高校総体埼玉県予選2回戦 浦和南高 0-1 浦和学院高 浦和南高G]
平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技埼玉県予選は11日、2回戦を行った。昨年度全国高校選手権予選準優勝の浦和南高と、FC東京特別指定選手の注目FW田中和樹(3年)擁する浦和学院高との「浦和決戦」は、FW齋藤雅之(3年)の決勝ゴールによって浦和学院が1-0で勝った。浦和学院は17日の3回戦(ベスト16)でふじみ野高と戦う。
「素晴らしい、の一言」。大熱戦を制した試合後、浦和学院の森山泰行監督は選手たちに向けて最上級の褒め言葉を伝えていた。かつて名古屋や海外クラブなどで活躍した元日本代表FWの指揮官にそう言わしめた80分間。浦和学院はアウェーで浦和南の圧力を跳ね返し、攻めて、攻めて、ゴールをこじ開け、最後は退場者を出しながらも10人で守り切った。
「小手先だけじゃなく、心を鍛えていく」(森山監督)。上手いだけでは勝てない。気持ちだけでも勝てない。両方を鍛えてきたからこそ、掴んだ勝利。森山監督は、「サッカーをするだけじゃなくて、勝負するんだと見せてくれた。今日だけで成長したと思います」と選手がこだわって掴んだ白星に表情を緩めていた。
序盤から浦和南はFW直野諒太とFW田沼俊輔(ともに3年)の大型2トップにボールを集め、敵陣でスローインを獲得すると右SB山口翔太(3年)が5本、6本とロングスローを投げ込んだ。19分の飲水タイムまでは圧力をかけて攻め続けた浦和南ペース。だが、浦和学院はCB古澤亮平(3年)とCB中里竜也(2年)中心に怯まず、その攻撃を跳ね返していく。
そして、セカンドボールを回収した浦和学院が反攻に出た。田中のダイナミックな突破のほか、初戦は“温存”されていたMF小船岳清(3年)が中盤から一気に飛び出して決定機に絡む。23分には田中とのワンツーから小船がPAへ侵入。こぼれ球をMF森氷河(3年)が狙ったシュートは浦和南GK桒原丞(2年)のビッグセーブに阻まれたが、その後も浦和学院の勢いは止まらない。
特に田中、齋藤、そして2年生の技巧派ドリブラーMF信太英駿のドリブルがキレを見せ、34分にはPAへ切れ込んだ田中が切り返しから右足シュート。そして38分には自陣での競り合いで相手選手を“ふっ飛ばした”田中がさらにDF2人を跳ね除けて右前方へスルーパスを送る。そして、小船の落としを受けた齋藤の右足シュートが左ポストをかすめた。
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