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「赤嶺や巻になれる可能性も」、ブレイクの予感漂う山形育ちの駒澤大FW高橋潤哉

ゲキサカ / 2017年6月16日 15時19分

駒大のエースになるか、FW高橋潤哉

 今季を勝負のシーズンと位置づけ、結果を出しているFWがいる。駒澤大のFW高橋潤哉(2年=山形ユース)。ルーキーイヤーは出番はなかったものの、大学2年目は開幕戦から先発出場を重ね、直近3試合では連続ゴール。得点ランキング2位まで上げてきた。

 秋田県出身の高橋は、高校時代にモンテディオ山形ユースでエースとして奮闘。しかし最終学年のプリンスリーグ東北では8位に終わり、「トップ昇格したかったんですけど、自分の実力不足。チームとして結果が出ていなかったので、あまり見てもらえなかったんだと思います」という時を過ごした。この経験から「より強く全国で勝てるチームでやりたい。関東1部の大学へいきたい」と決意。周囲からの勧めもあり、昨春に駒澤大へ進学した。

 1年目の前期リーグから登録メンバー入りは果たしたが、1試合たりとも出番はなし。起用のなかった理由について、秋田浩一監督は「ボールが入るんですが、そのあとにミスをする。10本入ったら9本は相手に取られてしまう。うちは特に攻撃する時間は少ないため、入ったボールは味方に渡してくれないと攻撃にならない。なので起用は難しかった」と明かす。

 スタンドから先輩たちの戦いを見守る学びの日々。我慢のシーズンだったが、2年目にしてようやくチャンスは巡ってきた。指揮官が「身体の強さを使って、ボールを味方に渡せるようになったので、その分は攻撃できる回数が増えました」と評価を話すように、課題だったボールを失う頻度の高さが改善。安定したプレーをできるようになり、先発の座を奪取した。

 大学リーグデビューとなった今季開幕戦から4試合連続で先発。第4節では初ゴールも飾った。その後に打撲で離脱し、2試合を欠場したが、復帰戦となった第7節・明治大戦から第9節・日本体育大戦まで3戦連続ゴール。結果を残している。抜群のボディバランスで競り合いに強く、一瞬のスピードで相手を置き去りにしてはシュートまで持ち込む。まだまだ荒削りだが、とてつもないポテンシャルを感じさせている。

 今季へかける思いは並々ならぬものがあった。高橋は言う。「プロサッカー選手を目指している以上、今年のうちに自分がチームの核にならないと、その可能性はどんどん低くなるなと思ったので、自分のなかで今年は決意の年にしようと感じています。まずは二桁取らないとだめ。大学2年生や3年生で活躍しないと、4年生になっての活躍では遅いなと自分では思っています」。

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