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這い上がってきた市船のエースストライカー、FW福元友哉が代表決定戦で3発!:千葉

ゲキサカ / 2017年6月18日 0時59分

市立船橋高FW福元友哉が3得点の活躍

[6.17 全国高校総体千葉県予選準決勝 市立船橋高 4-0 翔凛高 柏の葉]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技千葉県予選準決勝第1試合、16年全国優勝の市立船橋高対翔凛高戦は、立ち上がりから攻勢に出た市立船橋が、FW福元友哉のハットトリックを含む4ゴールで翔凛を一蹴し、インターハイ出場を手にした。
 
 昨年から朝岡隆蔵監督がとてつもなく大きな期待を寄せている男が、ハットトリックという結果で応えてみせた。

 市立船橋FW福元友哉は昨シーズン終盤に朝岡監督からレギュラーに抜擢をされた。インターハイまではFW村上弘有(現駒澤大)とFW矢野龍斗(現関西大)の長身ストライカーがレギュラー争いを演じていたが、10月以降は2年生だった福元が先発で起用されるようになり、選手権も福元がスタメン出場をした。
 
 12月4日のプレミアリーグEAST第17節・柏U-18戦で公式戦初ゴールを挙げ、更なる活躍が期待されたが、そこから彼はゴールから遠ざかった。「期待してもらっているのに応えられない…。それが一番出たのが去年の選手権だった」と語ったように、選手権ではノーゴールに終わり、チームも2回戦で前橋育英に0-0からPK戦の末に敗れた。

 もともとCBとボランチが主戦場で、FWは小学校以来だという彼にとって、FW起用は戸惑いもあり、適応に苦しむのも無理は無かった。だが、名門・市船の最前線を任されている以上、ノーゴールという責任は重い。

「自分が点を獲っていれば…という試合が多かった。本当に悔しさと焦りがあった」。それでも周りの上級生は思い悩む彼を励まし続けた。「杉岡(大暉、現湘南)さん、原(輝綺、現新潟)さん、高(宇洋、現G大阪)さんはずっと『めげずにやり続けることが大事』と声を掛けてくれた。自分なりに何とかしようと試行錯誤した」。

 期待通りの結果は残せなかったが、必死で名門の最前線でもがき続け、今年もエースストライカーとしての重責を任された。

 それでもノーゴールの時間が彼を苦しめた。サニックス杯などのフェスティバルでは点を獲ることが出来たが、プレミアEAST開幕から始まった公式戦では、一切ゴールを獲ることが出来なかった。

 この状況に朝岡監督も「チームを勝たせられる選手にならないといけない」と、プレミアリーグEAST第3節のFC東京U-18戦を最後に、福元をBチームに落とす決断を下した。

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