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鮮やかすぎる崩しにカウンター…川崎Fが阿部の2G2Aなど全5得点に絡む活躍で神戸を一蹴

ゲキサカ / 2017年7月2日 1時45分

2ゴール2アシストのMF阿部浩之がFW小林悠と抱き合う

[7.1 J1第17節 川崎F5-0神戸 等々力]

 川崎フロンターレはホームでヴィッセル神戸と対戦し、MF阿部浩之の2ゴール2アシストなど全5得点に絡む活躍で5-0で大勝した。川崎Fは2試合ぶりの白星で3試合負けなし(2勝1分)。ホームでは3連勝となった。

 川崎Fは前節のG大阪戦(1-1)と同じ先発メンバー。2連敗中の神戸は前節・横浜FM戦(0-2)から先発4人を入れ替えた。FW田中順也とMF松下佳貴が2試合ぶりに先発。FW小林成豪も9試合ぶりの先発となったほか、DF高橋峻希が負傷明けで5試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 鮮やかなコンビネーションで川崎Fが立ち上がり早々に均衡を破った。前半9分、ハーフウェーラインを越えた位置でMF大島僚太がボールを持つと、斜めに入れた縦パスをMF中村憲剛がワンタッチでゴール前に浮き球のスルーパス。最終ラインの背後を取ったFW小林悠がPA内右に抜け出し、GKを引き付けて横に流したボールを阿部が右足で難なく無人のゴールに押し込んだ。

 完璧な崩しから生まれた阿部の2試合ぶり今季6得点目で先制した川崎F。前半20分、今度は鮮やかなカウンターアタックが炸裂した。相手CKの流れからクリアボールを阿部が拾って小林につなぎ、小林が左サイドのスペースに展開。中村がドリブルで猛然と駆け上がり、中の状況を確認しながらPA内左に切れ込むと、狙い澄ましたグラウンダーの折り返しを阿部が左足ダイレクトで左のサイドネットに流し込んだ。

 この日2得点目となった阿部はこれで故障から先発復帰後、9試合で7ゴール。G大阪時代の14年に記録したシーズン7ゴールの自己最多記録に早くも並んだ。神戸はこの失点シーンで高橋が負傷し、ピッチに倒れ込むアクシデントがあった。高橋はプレーに戻れず、そのまま担架で運び出され、前半21分にDF藤谷壮と交代。右太腿裏肉離れからの復帰戦で再び肉離れを起こしたか、無念の交代となった。

 リードを2点に広げた川崎Fは前半28分、左サイドを縦に突破したMF登里享平のマイナスのクロスから中村が左足でゴール左隅を狙ったが、カバーに戻ったDF北本久仁衛が必死のクリア。3点目を許さなかった神戸は前半41分、左後方から松下がグラウンダーのアーリークロスを入れ、ファーサイドに抜けてきたボールを田中順がワントラップから左足を振り抜いたが、クロスバーの上へ。決定機を逃し、田中順は思わず頭を抱えて悔しがった。

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