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[プリンスリーグ関東]流経大柏のU-17代表CB関川郁万、絶対の高さ、強さ、そしてリーダーシップも加えて日本一へ、世界へ

ゲキサカ / 2017年7月6日 8時19分

世代最高レベルの高さ、強さが特長の流通経済大柏高CB関川郁万

[7.2 高円宮杯プリンスリーグ関東第7節 流通経済大柏高 1-2 川崎F U-18 流通経済大柏高G]

 試合を通して制空権を握り続けていたように映った。抜群の高さを発揮して相手のゴールキック、縦へのフィード、クリアボールに競りながら、より上方から頭に当てていたのは流通経済大柏高の背番号5だった。

 だが、U-17日本代表CB関川郁万(2年)は「きょうは全然競り勝っていないです」と首を振る。相手に触るチャンスを与えないほど、しっかりと競り勝つというイメージには達していなかったか。逆に相手の1年生FW宮城天に頭でそらされるなど、本人にとってはむしろ不満の残る内容だったようだ。だからこそ、試合後は「空中戦は譲れないし、セットプレーも自分が決めていれば勝っていた」と悔しさを滲ませていた。

 関川はこの日の空中戦の出来について「全然タイミングを掴めなくて……」と振り返り、本田裕一郎監督も「タイミングが合っていなかったね」と指摘していた。前節は本人もパフォーマンスは良かったという。だが、今節は相手のゴールキックの回数などヘディングするシーンは多かったものの、最後まで立て直すことができなかった。

 チームも1-2で敗れた。「自分も今日跳ね返せなかったんですけど、自分がもっとリーダーシップ取ってやっていれば2失点とも無かったと思うので、もっと声をかけて、もっと自分が余裕をもっていれば」と反省。自分のところで守ることも、チームとして守る部分も求めているレベルを表現できなかった。

 リーダーシップを取って、チームの守備を統率する――。これまでは声でチームを引っ張るというよりも、目の前の相手に集中して黙々と役割を全うする選手だった。そして上級生をねじ伏せるようなプレーも見せてきたが、「先週(U-17日本代表監督の)森山さんが来ていて、もっと周りを動かす力、コーチングが大事になると」と指摘されたのだという。加えて、流経大柏のDFラインで昨年からの経験者は右SB佐藤輝(2年)が離脱中ということもあって現状、関川のみ。だからこそ、経験値のある自身がやらなければならないと考えている。だが、この日はU-17日本代表FW宮代大聖(2年)をマークしながらの90分間。周りに十分に気を配ることができなかった。

 昨年は全国高校総体で1年生レギュラーとして準優勝。だが、ケガもあって納得の行くプレーができたとは、思っていない。「全然(同じ1年生DFだった佐藤)輝の方がやれていましたし、自分の中でも優秀選手って言う文字が?のような感じだった。『どうして自分なんだろう』と」。だからこそ、昨年に続いて千葉県第1代表として出場する今年の全国高校総体では胸を張って大会優秀選手と言えるようなプレーをして、日本一に貢献するつもりでいる。

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