本田が麻也が岡崎が絶賛…あらゆるポジションの選手がたどり着いた究極のシューズ「レビュラ」が新登場
ゲキサカ / 2017年7月10日 13時12分
【2】蹴り出し力を効率的に伝える新設計スタッド「スタビライザースタッド」
360度さまざまな方向へ高いグリップ力を発揮させるために、楕円形のスタッド形状を採用。中足部外側と後足部4本のスタッドは内部に硬い樹脂を搭載した構造となっており、蹴り出し時のスタッドの“たわみ”を約27%低減することで、蹴り出しのパワーをより効率的に地面へ伝える。従来のスタッドは地面についたとき、横方向の力に対してわずかにたわんでいたという。「つまり、パワーロスしてしまっているということ」(水口氏)。スタッド内部に硬い“芯”を付けることでスタッドがたわみづらくなり、蹴り出しのパワーが地面に伝わりやすくなることで、ダッシュや高速ターンをサポートしてくれる。
【3】繊細なボールタッチが可能な低反発アッパー「CT フレーム」
アッパー内部にフレーム形状のクッション材を搭載。ボール衝撃時のクッション性を高め、スピードに乗った状態でも繊細なボールコントロールを可能にする。「低反発の枕を思い浮かべてもらえると、一番イメージしやすいかなと思います。低反発のスポンジをアッパー内部に入れることでクッション性を高め、丁寧なボールタッチをサポートしています」とは水口氏。「どの機能の開発にもすごく苦労しました」というが、その中でも最も悪戦苦闘したのが、このアッパーの構造だった。
「アッパー全面に低反発のスポンジを入れればクッション性は上がりますが、全面に入れると、その分、重量が増します。ミズノとして『軽量性』はどうしても譲れない部分。クッション性を担保したまま、どこまで低反発スポンジを入れることができるか。何度もチャレンジして、たどり着いたのが現在のフレーム形状です。フレーム形状にすることで屈曲性も増し、どの部位でボールに触れても柔らかいタッチ感が得られる構造になっています」
また、天然皮革のフィッティングにこだわるブランドとしてカンガルーレザーの使用にこだわり、アッパーのかかと以外にカンガルーレザーを採用。本田圭佑が「素足でボールを蹴っている感覚に近い。足のどの部位に当たっているかが分かるので、タッチがより繊細になる」と絶賛したように、「フィット感、足馴染みの良さはどの選手からも好評をいただいた」と水口氏も胸を張る。
水口氏は「どの機能の開発にも苦労した」と語る
一方で「カンガルーレザーの天然皮革に加工を施すのは難しい」のも事実。「カンガルーレザーの素材に中にスポンジを挟み、それを裏材でプレスするんですが、なかなかこのフレーム形状を出すことができなかった。数十種類、試した中で、この形状が出てくれたときは、涙が出るぐらいうれしかった」と振り返る。トライ&エラーを繰り返す中で生み出された「CT フレーム」。水口氏が「そうした思いの詰まったアッパー構造になっています」としみじみ語る、苦心と努力の結晶だった。
「スピード」「ボールスキル」、そして「素足感覚」。すべてを凝縮させて完成した「レビュラ」。現代サッカーに必要な要素を追求し、そのすべてを一足のシューズに落とし込んでいった。本田圭佑、吉田麻也、岡崎慎司。ポジションは違えど、彼らが追い求め、たどり着いた“到達点”は3人とも「レビュラ」だった。これからスパイクを選ぶ中高生へ、「ポジションではなく、プレーをサポートするという目線で選んでほしい」とメッセージを送った水口氏。足を入れてみれば、その“真意”は分かるはず。時代の最先端を行く「レビュラ」をまずは手に取ってみてほしい。
★「レビュラ」の撮り下ろしフォトニュースはこちら
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