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[プレミアリーグEAST]“勝負の肝”を逃さないチームへ変わってきた市立船橋。内容にようやく結果伴い、今季初勝利!

ゲキサカ / 2017年7月11日 10時31分

後半6分、市立船橋高MF有田朱里が右足で先制ゴール

[7.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第8節 市立船橋高 1-0 京都U-18 グラスポ]

 9日、高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグEASTの第8節2日目が行われ、市立船橋高(千葉)対京都サンガF.C.U-18(京都)戦はMF有田朱里(3年)の決勝ゴールによって市立船橋が1-0で勝利。待望の今季初勝利を挙げた。

 これまでも内容が悪かった訳ではない。朝岡隆蔵監督は「ゲームの中身とか質に関してストレスは無い」と語っていた。U-18日本代表の左SB杉山弾斗主将やGK長谷川凌、FW福元友哉(全て3年)という注目タレントのほか、悔しい思いを経験しながらチームの軸に育ってきた有田、MF平川孟人、MF桧山悠也、右SB吉田歩未といった3年生、素材揃う2年生たちが試合では質の高いサッカーを表現。力があるところを随所に示していた。

 それでも遠かった1勝。相手を上回るような試合をしても「勝負の肝になるところは甘い。あっさりやられちゃう」(朝岡監督)部分が顔を出し、そのまま敗れてしまっていた。その名門が想像以上に時間をかけながらも、開幕8試合目でようやく積み上げた勝ち点3。「勝負のさじ加減が理解されてくれば、良くなるかなという印象だった」(朝岡監督)というチームは、1-0で迎えた終盤にバタバタしてしまった部分、失点に繋がってもおかしくないような緩いプレーもあったが、1点を守りきり、間違いなく今後に繋がるであろう白星を勝ち取った。

 この日の対戦相手は今季、プレミアリーグWESTからEASTへ戦いの場を移している京都U-18。アウェー戦の殆どが関東以東という過酷な移動に加えて、未知なるEASTの強豪との戦いとなっているが、その中で3勝4敗と着実に勝ち点を積み上げてきている。

 岸本浩右監督も「アウェーは全部遠征ですから、この子達にとっては良い経験になっている。精神的にタフになったと思います」と語るEASTでの初シーズン。この日はCB江川慶城(3年)が出場停止で、けが人も多くいる状況。それでも選手たちは指揮官が「毎試合勝ちたいという気持ちを全面に出してくれる」という戦いを見せる。

 互いにボールを持った際はポゼッションから相手の守りを揺さぶって穴を開けようとしていた。その中で市立船橋は京都U-18の“キーマン”U-17日本代表MF福岡慎平(2年)を厳しくチェックするなど自由にボールを運ばせない。京都U-18はFW財前淳(3年)が起点になって攻め、U-17日本代表MF上月壮一郎(2年)が縦への突破を狙うシーンもあったが、「前からのディフェンスが噛み合わなくなった」(岸本監督)ことで徐々に守備の時間が長くなってしまう。

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