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[プレミアリーグEAST]U-17日本代表主将、MF福岡慎平は海外で戦うためより「怖い選手に」

ゲキサカ / 2017年7月11日 21時19分

京都サンガF.C.U-18のU-17日本代表MF福岡慎平(左)

[7.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第8節 市立船橋高 1-0 京都U-18 グラスポ]
  
 試合が始まると、京都サンガF.C.U-18のU-17日本代表MF福岡慎平(2年)はすぐにこの試合がいつもと違うものになるという感覚を肌で感じていた。市立船橋高は最も警戒していた京都U-18の2年生ボランチを立ち上がりから厳しくチェック。福岡は「ボクにつけさせないという形になっていた」状況からのスタートとなった。

 普段ならば福岡がGKからのパスを引き出してそこから攻撃を組み立てることが多いが、この日は警戒され、時に体ごと潰しに来られることもあった。福岡にとっては普段よりもボールに絡む回数の少ない試合となったが、その中でもタイミング良くボールを受けて崩しにかかわったり、囮の動きをして攻撃をスピードアップ。チームは3人目の動きで背後を取るシーンもあったが、なかなか決定打を放つことができなかった。

 後半、福岡が最終ラインまで下がってCBを押し上げたり、また相手のDFライン背後へ抜け出すことで味方がフリーになる状況も生み出していた。状況を打開する上で「良い収穫になった」と感じる部分もあったという後半。その中で福岡自身も決定機に絡み、0-1の後半44分には抜け出しから左足シュートを放ったが、最後まで得点を奪えず、0-1で敗れる結果となった。

「前半立ち上がりは本当に上手く出きていたと思いますし、3人目の動きとか裏の抜け出しとかも多くなっていったんですけど、後半になるにつれてみんな体力の部分で動かなくなってきて、ボールも動かなくなってきて僕自身が前に行ってその間にカウンター食らうシーンが何回か続いて、そこでバック陣も声を出さないといけないと思っていますし、全員がこのチームを引っ張るという気持ちでやらないとEASTでもWESTでも勝てないんじゃないかなと感じます」

 リーグ編成上の理由で京都U-18は今年、プレミアリーグWESTからEASTへ戦いの場を移した。そこで福岡が感じているのは1点の重みなのだという。京都U-18はこの日のように接戦を演じ、チャンスを作りながらも決められずに1本の差で敗れるなど、ここまで3勝5敗で6位。下位との差はなく、気を緩めることのできない状況となっている。

「1点の重みをEASTに来て感じさせてもらっているので、もっとこの1点の重みをみんなに感じてもらいたいなと思いますし、そこで攻撃陣は決めきるところをしっかり決めて、守備はしっかり守らないとEASTでは本当に勝っていけないかなと感じました」。昨年度のプレミアリーグチャンピオンシップと選手権2冠の青森山田高やクラブユース選手権とJユースカップ2冠のFC東京U-18、インターハイ王者の市立船橋などが争うEASTの戦いはWESTで戦っていた昨年以上に厳しいものになると感じている。だからこそ、世界での経験値もある自分が伝えながら、チームメートたちの意識も高めて行く考えを口にしていた。

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