1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

MF上月が個人技で同点弾!U-17日本代表は後半猛攻も2点目奪いきれず、クロアチアとドロー

ゲキサカ / 2017年7月15日 22時12分

 逆に奪ったボールを正確に繋いでフィニッシュまで持ち込んでくるクロアチアに決定機を作られた。28分には関川、34分には谷の好守で事なきを得たが、42分に中村がDFのマークを外して放った右足シュートが止められるなど0-1のまま前半を終えてしまった。

 日本は後半開始から関川、桝谷、中村に代えてCB菅原由勢(名古屋U-18)、MF平川怜(FC東京U-18)、FW宮代大聖(川崎F U-18)と主力組を投入。平川がボランチに入り、福岡が右MFへ移った。後半、パスワークのテンポが上がった日本は、1タッチを交えて左右へボールを動かし、クロアチアに揺さぶりをかける。

 そして14分、右サイドから岩本らが絡んで左サイドの上月までボールを繋ぐと、斜めに仕掛けた上月が上体の動きでDFの逆を取ってPAへ侵入。そのまま豪快な左足シュートを叩き込んで同点に追いついた。

 日本は18分、岩本に代えてMF奥野耕平(G大阪ユース)を投入。福岡や宮代の突破からチャンスを作った日本は26分に福岡に代えてMF鈴木冬一(C大阪U-18)を送り出す。29分には右サイドから左サイドへボールを動かし、平川のクロスのこぼれを上月がフィニッシュ。34分には上月のラストパスから平川が決定的な左足シュートを放った。

 ベンチの森山監督から「あとは決めるだけ!」という声が上がる。だが、運動量の落ちたクロアチアもカウンターの精度は高く、サイドを崩して決定機を作り出す。36分には右サイドを崩して連続で決定的なシュート。だが、日本は谷が続けざまにビッグセーブをして得点を許さなかった。後方から声を掛け続ける菅原と対応良く守っていた小林、谷中心に1-1を維持した日本は平川や両ワイドの選手が多くボールに絡みながらクロアチアゴールを目指す。

 ただし、日本も勝ち越すことができない。37分に平川のループパスから左中間を抜け出した宮代の放った左足シュートは右ポスト直撃。日本はハイサイドを取るものの、ゴール前を固めるクロアチアの前に一瞬判断が遅れたところを奪われたり、ラストパスを引っ掛けられたりしてしまう。後半だけで8本あったCKなどセットプレーも活かせず。最後は上月に代えて188cmFW栗原イブラヒムジュニア(三菱養和SCユース)を送り出したが、勝ち越し点を奪えず、1-1で引き分けた。

 主力組を投入した後半、攻撃の流れを改善し、多くの時間帯で攻め続けたことは想定内。その中で配球、動きのタイミングなど質の部分を欠いて勝ち越せなかったことは課題だ。また森山監督の言う「相手の足が伸びたり圧力、迫力、推進力ある」外国人選手と対戦し、短い時間で修正できなかった選手もいた。

 力のあったクロアチアとの試合の経験をどう活かすことができるかが大事となる。16日の第2戦では森山監督が「(ワールドカップの)優勝候補だろうし、その相手にどのくらいできるか楽しみ」というメキシコと対戦。今回のベスト陣容で臨むことが予想される一戦で、天皇杯でベンチ入りした小林や、上月ら成長してきているU-17世代の個々、チームがどのような戦いを演じるか、U-17W杯へ向けて注目の一戦となりそうだ。

(取材・文 吉田太郎)<

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください