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「あれを止めていて良かったなと思えるように」ビッグセーブでU-17日本代表救ったGK谷、好守続けて優勝勝ち取る決意

ゲキサカ / 2017年7月15日 23時47分

U-17日本代表GK谷晃生は前後半ともに好セーブを見せた

[7.15 国際ユースin新潟第1戦 U-17日本代表 1-1 U-17クロアチア代表 五十公野陸上競技場]

 後半猛攻を繰り出し、U-17クロアチア代表を追い詰めたU-17日本代表だが、シュート数は9対10。サイド攻撃、カウンターからしっかりと決定的なシーンを作って来るクロアチアによりゴールを奪われてもおかしくないような試合だった。

 だが、その強敵の前にU-17日本代表の守護神が立ちはだかった。GK谷晃生(G大阪ユース)は前半5分に至近距離からのシュートをワンハンドでキャッチすると、15分に味方のミスで失点した後も集中力を崩さない。34分にDFが背後を取られたシーンで飛び出した谷はシュートコースを切って打たせず。その後も2点目のピンチがありながら的確なポジショニングとセービングで追加点を許さず、チームの同点ゴールに繋げた。

 そして、この日のハイライトは1-1で迎えた後半36分のプレーだった。攻め続けていた日本はクロアチアに逆襲され、サイドを崩されてしまう。だが、谷はこのピンチで必死に足を伸ばし、また身体を投げ出して至近距離からのシュートを連続セーブ。日本はチャンスを作りながら2点目を奪うことができなかったものの、最後までクロアチアに2点目を与えず、勝ち点1を獲得した。

 谷は後半34分のシーンについて、「あそこで失点していたら相手も引いてより厳しい状況になったと思います。攻めている時間帯で一本来るな、と思っていましたし、常に考えていますし、そこで集中を切らさずにできたのは良かったかなと思います」と振り返り、「この大会、あれを止めていて良かったなと思えるように次の試合に向けていきたいなと思います」とあのセーブによって守った1点を優勝に繋げることを誓っていた。

 今年、高校2年生の谷だが、G大阪ユースが出場中の高円宮杯プレミアリーグには登録されず、G大阪のU-23チームの一員としてJ3で4試合に出場。その後公式戦での出場機会は増えていないものの、6月からはトップチームでGKとしての力を磨いているのだという。

 この日、攻撃へ移る際のスピードの速さ、フィードの精度も印象的だった谷だが、それはG大阪のトップチームによって身に付けてきているものだった。谷は「自分の中で成長していると肌で感じられますし、それをこういうところで見せられるとチームの信頼も出て来る」と語っていたが、これは10月のU-17W杯でも自身の支え、武器になると感じている。

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