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後半4発で新潟選抜に快勝のU-17日本代表が2年ぶりV!U-17W杯へ「収穫アリ」

ゲキサカ / 2017年7月17日 22時13分

 それでも給水タイム明けの前半23分、U-17代表は右サイドから攻めると、桝谷のスルーパスで抜け出した斉藤が右足シュート。これはGKにセーブされたものの、こぼれ球を栗原が押し込んで先制した。

 だが、新潟選抜も右サイドのMF小林心(北越高)にMF高月創太(北越高)らが絡んでシュートシーンを作り出す。37分には左クロスから小林が決定的なヘディングシュート。さらに39分には敵陣中央でのインターセプトからPAへ攻め込む。一度奪われたボールを奪い返した新潟選抜はPAでMF藤田凌央(新潟明訓高)がファウルを受けてPKを獲得。これを高月が右足で豪快に決めて同点に追いついた。

 U-17代表の森山監督は当初の予定をやや変更して後半開始から4人を交代。関川、橋本、桝谷、栗原に代えて右SBに池高暢希(浦和ユース)、ボランチに平川怜(FC東京U-18)、右MFに中村敬斗(三菱養和SCユース)、そして前線に宮代大聖(川崎F U-18)を投入した。これに伴い、菅原をCB、鈴木冬を左SB、奥野を左MFへそれぞれスイッチ。平川は「同じイメージを持てる選手が多ければ多いほど自分たちのサッカーができると思うので、そこの部分は初招集の選手だったり招集回数の少ない選手もどんどん入ってこないとチームのレベルを上げることができない。(イメージが共有できていなかった前半、)新潟選抜相手にこの内容では不甲斐ないことだと思ったので、後半から入った選手は特にそういう気持ちが強かったと思います」と語っていたが、投入された主力組がチームの個と、連係面を高め、また気迫も感じさせるプレーであっという間に試合の行方を決定づけた。

 後半2分、左サイドから一気に飛び出した鈴木冬がDF、GKを引きつけて出したラストパスを斉藤が右足でゴールへ押し込んで勝ち越す。さらに5分には、中村のスルーパスで抜け出した斉藤がGKを引きつけて左横を走る宮代へパス。これを宮代が難なくゴールへ沈めて3-1とした。

 後半開始5分間で2点を奪ったU-17代表は、16分にも鈴木冬の縦パスで抜け出した宮代がGKの位置をよく見て左足ループシュート。これで4点目を奪うと、22分にも右サイドを突破した中村の折り返しを奥野が右足で決めて5-1とした。

 新潟選抜の交代出場FW晴山岬(帝京長岡高)に最終ラインが破られてシュートを打たれるシーンなどもあった。だが、ボールを握り、試合をコントロールしながら時間を進めた後半は攻守に力の差を見せつけるような内容。27分に奥野に代えて右MF福岡慎平(京都U-18)、36分には馬場と岩本に代えてCB 小林友希(神戸U-18)と右MF上月壮一郎(京都U-18)を投入したU-17代表は、追加点こそ奪えなかったものの、5-1で快勝した。

 森山監督は「どうやったら効果的か考えながらプレーしていた」前日に比べて、この日の前半はその部分が欠けていたことを指摘。この日は指揮官の期待していた以上の試合には至らなかったようだが、今大会について森山監督は特に強敵・メキシコ戦で見せた戦う部分、状況判断、そして自分たちが武器としているボールを動かしながら相手の隙を突いて行く部分が何度も出たことを評価し、「収穫は少なくない」とコメントした。内容、結果も残し、奥野らの台頭もあった国際ユースin新潟。U-17代表は今後、ほぼ現状のベストメンバーで臨むことになりそうな8月のチェコ遠征、そして9月下旬からの直前キャンプを経て、「決勝まで7試合を戦う」ことが目標のU-17W杯に挑む。

(取材・文 吉田太郎)

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