U-16世代のエースFW斉藤がU-17W杯メンバー入りへ名乗り。さらなる進化と活躍で競争抜け出す
ゲキサカ / 2017年7月18日 10時23分
[7.17 国際ユースin新潟第3戦 U-17日本代表 5-1 U-17新潟選抜 デンカS]
逆転でのU-17W杯メンバー入りへ名乗りを上げた。U-17日本代表初招集のFW斉藤光毅(横浜FCユース)は前半23分、スルーパスで抜け出して右足シュート。これはGKに弾かれたが、こぼれ球をFW栗原イブラヒムジュニア(三菱養和SCユース)が右足で決めて先制点を奪う。
斉藤は特長である動き出しの量とスピードを活かして再三相手の背後を狙い、味方の攻撃スペースを作り出していたが、一方でゴールを決めたいという思いが強すぎたか、焦ってチャンスに絡むことができない時間帯もあった。
それでも1-1に追いつかれて迎えた後半2分に待望の今大会初ゴールを挙げる。左サイドを突破したSB鈴木冬一(C大阪U-18)のラストパスをゴール前で引き出し、GK不在のゴールへ1タッチで押し込んだ。
テストされたSB起用でゴールを演出した鈴木冬が大喜びする一方で斉藤の喜びは控えめだった。ただし、今大会、チャンスでなかなか結果を残すことができていなかっただけに、本音は別。「点を取りたくて前半空回りしていたんですけども、(鈴木)冬一くんから凄くいいボールが来て合わせるだけだった。(合わせるだけのゴールだったため)あんま喜ばなかったですけれども、内心すごく嬉しかったです」と微笑んでいた。
得点直後にもスルーパスで抜け出した斉藤はGKを引きつけてからFW宮代大聖(川崎F U-18)へ出したラストパスで3点目をアシスト。結果を残して大会を終えたFWは、チャンスを演出してくれた先輩選手たちに感謝していた。
6月のU-16インターナショナルドリームカップではギニア戦の後半アディショナルタイムに優勝を手繰り寄せるゴールを決めるなど、3試合で4得点。大会得点王とMVPの2冠に輝いた。U-16代表の主将、エースとして今後のサッカー人生へのターニングポイントとなるような活躍を見せたが、本人は「オランダ(との試合)とか全然いいプレーできていなかった。全然満足はしていないです」という。その活躍を経て今回、U-17日本代表に初招集されたが、力不足を痛感。一つ上の世代との差を感じる合宿となった。
「全然違いました。U-16と同じ練習をしているんですけれども、パススピードだったり基本的なところから違っていた。 (個人的には)U-16の方がもっと自分を出せる感じだったんですけど、今回は活かして貰う形でやっていたので。でも全然決められていなかったので、この夏しっかり努力していきたいです。(U-17W杯出場へ向けて) 今回選ばれたからにはそこに食い込んでいければなと思うんですけれども、確実に今のプレーじゃ何もできなくて迷惑ばかりかけてしまうと思うので努力をしていかないといけない」
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