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「順当?」「下克上?」「巻き返し?」予想困難なクラセン。決勝は清水ユースvs川崎F U-18か?

ゲキサカ / 2017年7月23日 7時0分

 ここから予想できることとしては、今大会も「非プレミア組の実力派」が一つは上がってくる(んじゃないかなあ?)ということだ。過去の例を踏まえると、プレミアリーグから落ちたチームではなく、まだ上がったことのない実力派のチームで、なおかつ全国区のタレントがいる……。思い浮かぶのは、プリンスリーグ東海で2位のジュビロ磐田U-18、そしてプリンスリーグ関東で首位を走る川崎F U-18だ。前者にはU-20日本代表MF伊藤洋輝、後者にはU-17日本代表FW宮代大聖と大会屈指のタレントもいる。当然ながらモチベーションも高いはずで、躍進の期待はある。

 もう一つのパターンとしては、プレミアリーグで低迷しているチームが勇躍することも少なくない。ボタンの掛け違いでリーグ戦は低迷してしまっても、地力はある。そんなチームは今大会を後半戦に向けた巻き返しの踏み台にしようとパワーをかけてくる。負けが重なるとどうしてもチームの雰囲気も悪くなっていくものだが、カップ戦となれば心機一転して臨めるのも大きい。2014年に優勝した三菱養和SCユースなどはこの好例だった。今大会で言えば、バックボーンが同じ三菱グループという縁もある(?)浦和レッズユースなどは「ある」かもしれない。リーグの順位は低迷気味だが、元より地力はある。U-18日本代表DF荻原拓也など負傷者が続々と復帰を果たしている点もポジティブだ。

 そして、プレミアリーグで上位に来ているチームがそのままという分かりやすい可能性も捨てるべきではないだろう。昨年度のFC東京U-18や11年度の東京ヴェルディユースが典型である。今大会で言えば、東西のトップに立っているのは、東が清水エスパルスユースであり、西が神戸U-18だ。この2チームを優勝予想から外すのは、当然ながらナンセンスというものだろう。清水であれば、U-18日本代表FW平墳迅。神戸ならばU-17日本代表DF小林友希と世代を代表するタレントもいる。優勝の資格は十二分にあるだろう。

 そして最後にもう一つ、これから「ありそう」と観ているのがプレミアリーグから失陥しているチームが今大会で巻き返してくるという新たなパターンだ。過去に例がなかったのは、そもそも「プレミア落ち」を経験したチームの絶対数が乏しかったから。これからは「ある」とみる。ここはプリンスリーグ東海を無敗でトップ独走中の名古屋グランパスU-18を推しておきたい。昨年、プレミアリーグから落ちてしまった屈辱感を何よりも強く感じている選手たちがこの大会に燃えていないはずもない。U-17日本代表DF菅原由勢のほかにも日の丸経験者がズラリとそろうチームがプライドに懸けて、すべてを出し切ってくるに違いない。

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