1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

王者・市立船橋は後半に東海大星翔圧倒して初戦突破も…隙、甘さあり、思いは「まだまだ」

ゲキサカ / 2017年7月31日 6時49分

市立船橋高は3-0で初戦を突破した。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.30 総体2回戦 東海大熊本星翔高 0-3 市立船橋高 みやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンド]

 平成29年度全国高校総体 「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は30日、2回戦を行い、前回大会優勝校の市立船橋高(千葉2)が登場。今大会初戦で東海大熊本星翔高(熊本)と対戦した市立船橋は後半にFW福元友哉(3年)、FW有田朱里(3年)、右SB吉田歩未(3年)が決めたゴールによって3-0で快勝した。市立船橋は31日の3回戦で阪南大高(大阪2)と戦う。

 前半は「自分たちがやってきたことがどれだけ通用するかを出し切ろうと送り出したので、ブロックつくるとか(別の)方法はあったと思うんですけど、(攻撃的なサッカーに)チャレンジさせました」と吉岡宏樹監督が振り返る東海大星翔が、手応えを掴むような35分間になった。

 近江高(滋賀)との1回戦を2-0で制し、39年ぶりの出場で全国初勝利を果たしている東海大熊本は後方からMF花田駿(3年)やMF吉岡涼斗(2年)を経由してボールを正確に繋ぎ、FW渡辺力斗(3年)とFW一怜哉(3年)の強力2トップへ配球。18分にはオフサイドでゴールにはならなかったものの、花田が左サイド後方から蹴り込んだFKをファーサイドの渡辺がダイビングヘッドでゴールへ押し込んで会場を沸かせる。

 その後も花田や渡辺のシュートが市船ゴールを脅かし、右SB泉太貴(2年)がワンツーからPAへ切れ込むなど思い切りよく攻め続けた。市立船橋も福元、有田、松尾勇佑(2年)の3トップを中心に相手にプレッシャーを掛け続け、MF井上怜(2年)の突破からチャンスを迎えるシーンもあったが、前半は要所を封じられて無得点。東海大星翔のCB中村豪主将(3年)が「みんな切らさずに守備できていたし、攻撃でもいい形で抜け出すこともできていたので前半はやれるかなと思いました」と振り返るのも納得の展開だった。

 それでも後半は市立船橋が圧倒。球際の攻防、セカンドボールの拾い合いの部分、走力をはじめ、相手に大きく差をつけた。5分、MF桧山悠也(3年)の放った高精度の右アーリークロスを福元が頭で合わせて先制点を奪うと、ギアを落とすことなく東海大星翔を飲み込んだ。

 千葉内定の左SB杉山弾斗(3年)がアグレッシブに前線を追い越してオーバーラップし、3ボランチの左右に位置する桧山と井上もグイグイと前に出ていく。反撃する相手がゴールに近づく前にMF平川孟人(3年)や杉山らが完璧にボールを奪いきってまた攻撃へ。東海大星翔はGK深松裕太朗(3年)のファインセーブで何とか食い下がったものの、運動量が落ちて対抗することができない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください