1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

王者・市立船橋は後半に東海大星翔圧倒して初戦突破も…隙、甘さあり、思いは「まだまだ」

ゲキサカ / 2017年7月31日 6時49分

 渡辺が「強かったと思います。正直歯が立たなかったですね」と完敗を認めるなど東海大星翔にほとんど何もさせずに攻め続けた市立船橋は21分、GK長谷川凌(3年)がDFラインの背後へ正確なフィードを入れると、処理にもたついた相手守備陣からボールを奪い取った有田が右足で決めて2-0。さらに30分には、左サイドの交代出場MF郡司篤也(2年)から有田を経由して右サイドを駆け上がった吉田までボールを繋ぎ、最後はPAまで切れ込んだ吉田がニア上へ豪快な右足シュートを決めて3-0とした。

 その後、郡司の左足ミドルがクロスバーを叩くなど追加点を奪うことはできなかったが、公式記録上での後半のシュート数は21-0。最後は期待のルーキー・右SB畑大雅(1年)とMF 鷹啄トラビス(1年)を同時投入するなど、先を見据えた戦いもした市立船橋がまず1勝を挙げた。

 3-0で快勝も試合後、市立船橋の朝岡隆藏監督は「まだまだです。スキはあるし」と一刀両断。そして「軽いですよ。サッカーに対してもそうだし、勝負に対してもそうだし。何のためにサッカーをしているのというところに対して答えを出していないままやっている選手が多いので。いい選手とそうでない選手の最後の瀬戸際は思いだと僕は思っているので。その思いが足りない」と続けた。

 市立船橋の選手としてピッチに立つというプライド。スタンドで控え選手が見守る中、市船のユニフォームをまとうに相応しいプレーを前半から継続してやることができたか。それがまだできていないと選手たち自身も感じている。主将の杉山は「前半の戦い方にしろ、去年、一昨年だったらもっと強度を上げていますし、鎮圧していますし、そういう部分ではまだまだ足りないと思います」と反省。今年はプレミアリーグ前半戦で最下位と結果も出ていない中、自分たちで作ってしまっている隙や甘えを排除しなければ突き抜けた内容、結果を残すチームにはなることはできない。最大目標の冬へ向けて、過酷なトーナメント戦の中で自分たちを知り、個人、チームが成長を遂げる夏にする。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2017

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください