[adidas Cup仙台]焦れずに攻め続けた開志学園JSC高が佐野日大の守りこじ開けて3発勝利
ゲキサカ / 2017年8月7日 19時59分
[8.7 adidas Cup仙台準々決勝 佐野日大高 1-3 開志学園JSC高 松島フットボールセンター]
adidas Cup2017仙台大会準々決勝が7日午前、松島フットボールセンターで行われ、昨年度全国高校選手権4強の佐野日大高(栃木)と開志学園JSC高(新潟)が対戦。3-1で勝った開志学園JSCは準決勝でも横浜市立東高(神奈川)に勝ち、決勝進出を決めている。
今年、関東大会予選、インターハイ予選と結果の出ていない佐野日大だが、海老沼秀樹監督は「去年の子たちはこの夏経験して伸びていきましたので、今年も期待しています」という。今回は主将のMF福澤力(3年)、GK大滝昌広(3年)らが不在でアピールを狙う2、3年生が参戦。立ち上がりにFW白石稜(2年)がシュートを打ち込むなど攻めたが、徐々に開志学園JSCにボールを握られる展開となった。
3-5-2で守りの堅い佐野日大に対し「どうやって焦れずにこじ開けられるか」(近江宏武コーチ)という開志学園JSCは司令塔のMF金浦真樹(3年)を中心にボールを動かすと、推進力のあるMF大澤安寿都(2年)、MF菅原彰吾(1年)の両ワイドが仕掛けてセットプレーを獲得。そして24分、菅原の左CKをCB武藤圭亮(3年)が打点の高いヘディングシュートで叩き込んで先制点を奪った。
佐野日大も手数の少ない攻撃からMF川村幸弘(3年)がフィニッシュまで持ち込むなど反撃。後半4分にはFW茂木建弥(3年)のキープからMF関塚晃生(2年)の放った右足シュートがGK頭上を抜けてゴールネットへ突き刺さる。
だが開志学園JSCは7分、交代出場のMF今澤優斗(3年)の左クロスを交代出場のFW田代壮馬(3年)が決めて勝ち越し。また負傷明けのFW梅津比未来(3年)が個人技で左サイドを打開して見せるなど畳み掛ける開志学園JSCは、12分にも武藤の縦パスで抜け出した田代が決めて3-1へと突き放した。
焦れずに攻め続け、後半は縦へのスピードも活かした開志学園JSCが2点をリード。だが、ボールを繋いで攻めようとする中で、背後へのボールの処理が乱れるシーンのあった開志学園JSCはピンチを招いてしまう。佐野日大は15分、左サイドから仕掛けた茂木の右足ミドルがクロスバーを直撃。20分にも左DF堀田拓海(3年)のオーバーラップを起点とした攻撃から茂木がフィニッシュまで持ち込んだ。だが、前へのディフェンスが力強い武藤やGK伊沢雄人(3年)らを中心に佐野日大の反撃を跳ね返した開志学園JSCが3-1で勝利した。
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