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[adidas Cup大阪]効いていた勝負どころでのスプリント。湘南工科大附が選手権へ弾みの5発V !

ゲキサカ / 2017年8月17日 1時52分

「adidas Cup2017大阪大会」で優勝した湘南工科大附高イレブン

[8.16 adidas Cup2017大阪決勝 帝京大可児高 1-5 湘南工科大附高 J-GREEN堺]

 強豪13校が優勝を争った「adidas Cup2017大阪大会」は16日、決勝戦を行い、湘南工科大附高(神奈川)が帝京大可児高(岐阜)に5-1で勝ち、優勝した。

 この日、光ったのは攻守に渡って走る部分。湘南工科大附は後半、勝負どころで20、30mのスプリントを繰り返して連続ゴールへと結びつけた。堅守をベースに、正確にボールを繋ぐ部分、アタッカーの個性も発揮。そして走る部分が「adidas Cup2017大阪大会」優勝の最大の原動力となった。

 室井雅志監督は「(この日の走る、声を出す部分が)基準になってくれれば。漠然と頑張るのではくて、何が、というところをここから突き詰めていければいい」。漠然と走るのではなく、いつ走るか、どこで走るかという判断、決断力が必要。それが決勝戦の後半では判断を伴ったハードワーク、ランニングができていた。これまで勝負どころでの失点が多く、払拭するための取り組みをしてきた湘南工科大附は、「adidas Cup2017大阪大会」で今後、選手権で神奈川県予選を突破し、全国出場するための基準を掴んだようだ。

 ともにボールを大事にして攻撃する両校による決勝戦は序盤から相手の背後を狙い、FW岩崎駿主将(3年)やMF小野寺亮太(2年)がシュートへ持ち込んでいた湘南工科大附が先制する。前半14分、左DF長橋由己(3年)の右CKがGKの頭上を越えると、ファーサイドの岩崎が頭で合わせて1-0。一方の帝京大可児は中央に人数をかけて1タッチパスを交えた崩しからゴールを目指し、惜しいシーンも作り出す。

 だが、パスはPAへ通っているものの、前線の動き出しの量が足りなかったり、相手の5バックにシュートコースを消されてしまうなど1点が遠い。対して守備で隙を見せない湘南工科大附はDF鶴田智也(1年)やDF藤巻裕(2年)がインターセプトした勢いで一気に攻撃へ参加したほか、MF三嶋晴仁(3年)、右DF寺久保拓真(3年)、MF田原廉登(2年)が献身的なランニングをしていたが、それが後半の連続ゴールに繋がった。

 後半立ち上がりは帝京大可児が押し込み、決定的なシュートへ持ち込んだが、湘南工科大附はGK高橋亮輔(3年)が好守で阻止。帝京大可児もGK藤間広大(3年)が至近距離からのシュートをストップするなど、DF、GK陣の好守によって食い下がったが、湘南工科大附がセットプレーから2点目をもぎ取った。

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