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[UAチャレンジカップ]“スタメン全員3年生”の浦和東が2年ぶり優勝!延岡学園にリベンジ

ゲキサカ / 2017年8月19日 21時53分

2年ぶりの優勝を果たした浦和東高

[8.19 アンダーアーマーチャレンジカップ決勝 浦和東5-0延岡学園 いわきFCフィールド]

 高校12チームが参加する「アンダーアーマーチャレンジカップ2017 SUMMER」は19日、大会最終日を迎え、いわきFCフィールドで決勝を行った。一昨年大会覇者の浦和東高(埼玉)と今大会で快進撃を見せてきた延岡学園高(宮崎)が対戦。浦和東が5-0で大勝を収め、2年ぶりの優勝を果たした。

 両者は初日(17日)に行われたグループリーグ第2節で対戦しており、優勢に思われた浦和東は延岡学園に0-2の完封負け。「身体が動いていなかったし、決められるところを決められなかった。そんな中で先に点を取られてしまい、うまく時間を使われた終盤にカウンターでやられた」(鈴木豊監督)という苦しい試合となった。

 だからこそ、選手もスタッフもこの一戦にかける思いは格別だった。鈴木監督は「あの敗戦を目の当たりにして、選手たちも『延岡学園に勝つ』ということを意識して臨んでいた。試合前には延岡学園さんのサッカーに対応する方法を説明した」と、準備万端で“リベンジマッチ”に入ったことを明かした。

 そんな浦和東はスタメン全員が「最後の選手権に向けた思いが強い」(鈴木監督)と選んだ3年生。勢い良く攻勢に出た立ち上がりから主導権を握り、早々に試合を動かした。前半7分、右サイドでパスを受けたDF小林雄太(3年)が攻め上がってクロスを送ると、ゴール前に走り込んだFW市川雄一(3年)がトラップミス。それでも大きなバウンドがゴール方向に転がり、延岡学園GK阿萬薫秋(2年)の頭上を越え、そのままネットを揺らした。

 ラッキーな先制点となったが、小林にとっては「練習でもクロスにはこだわっていて、自分のクロスは一つの得点源。市川はクロス練習でも中に入ってくれていたので、うまくやれた」と納得のアシスト。市川は「トラップしようとしたらボールが流れてしまったので、ゴールはたまたま」と苦笑いも、「良いクロスがずっと入ってきていたので、入り方を話し合ってから行けた」と振り返った。

 その後も攻撃の手を緩めない浦和東は前半13分、左サイドからドリブルでカットインしたMF野口滉平(3年)がPA内で倒され、主審はPK判定を下す。キッカーのDF市村悠太朗(3年)は落ち着いて右に蹴り込み、タイトル獲得に向けて貴重な追加点を奪った。

 そして圧巻だったのは前半17分、野口が自陣からのロングフィードを受け取ると、左サイドを単独突破。左足の鋭いキックフェイントで相手をかわすと、右足に持ち替えて体勢を崩しながらも振り抜いた。すると、ボールはGKが届かないファーサイドにゴールイン。「想定どおりのコース」(野口)という自画自賛の一発で、浦和東は早々に3点のリードを確保した。

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