1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

「守備のビジョンなくして世界で勝つことはできない」流経大柏DF関川、尚志DF馬目が元日本代表DF岩政から学んだ世界で通用するCBになるための“きっかけ”

ゲキサカ / 2017年8月25日 7時30分

「1人で守って1人で点を取って勝つ」という目標を掲げる関川は、今夏のインターハイでハットトリックを達成するなど、攻守両面でチームに貢献。昨年は準優勝に終わったが、今年は悲願の優勝を果たし、歓喜の涙を流した。大きな自信を得て、「世界で通用する選手になる」ために参加した初回のトレーニングでは、岩政氏に指摘されながらも積極的に声を出し、持ち前の空中戦で強さを発揮していた。「貴重な体験になった」と振り返りつつ、「自分の弱点、課題の足もとでの対人や細かいステップとかを教わりたい。あと3回で完璧に近づけたらいい」と今後へ意気込んだ。

 U-17日本代表の関川と、どれだけ差があるかを意識してトレーニングに入ったという馬目は、岩政氏が言う“ビジョン”について、「尚志の監督(仲村浩二監督)にも『先のことを考えろ』と言われている。そこは自分なりに少しはできていたかなと思う」と手応えを感じている様子。だが、ここで満足はしていない。チームでは定位置を獲得できておらず、インターハイでは3回戦・長崎総合科学大附高戦で、U-18日本代表FW安藤瑞季を相手に「1対1の局面で勝っていた」が、軽い脳震盪により前半のうちに交代。チームは0-1で敗れ、馬目としても悔いの残る大会となった。「先輩とか関係なく、自分がリーダーシップをとれるように、みんなを上げていく存在になれたらと思う」と、強い気持ちを持って残りのトレーニングに取り組むつもりだ。

 もちろん、簡単にレベルアップできるほど甘いものではない。岩政氏も「ビジョンを作るのは、5~10年かかってやっと作られるもの。僕は今でも少しずつ書き加えている」と語っている。それでも、今回のトレーニングで彼らは世界に近づくための“きっかけ”を得られたはず。これを残りの3回のトレーニングで、より具体的にしていき、それぞれが目指す将来への“ビジョン”をよりはっきりしたものにしていく。

(取材・文 清水祐一)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください