[ミズノカップ御殿場]「肝が据わっている」野洲、開始3分で失点も慌てず名東に5発逆転勝ち!
ゲキサカ / 2017年8月24日 21時55分
[8.24 ミズノカップ御殿場準決勝 野洲高 5-2 名東高 時之栖うさぎ島G]
全国の強豪24校が夏の鍛錬の場として心技体の成長を目指す「スポーツらぼFOOTBALL CAMP~ミズノカップ御殿場2017~」は24日午前、上位リーグのM-1リーグ準決勝を行い、野洲高(滋賀)対名東高(愛知)戦は5-2で野洲が勝った。
ともにインターハイ出場こそ逃しているものの、名東は今大会でインターハイ出場の真岡高に2-1で競り勝って4強入り。野洲も今月14日まで開催されたミズノカップU18 in熊本2017で優勝(初芝橋本高と両校優勝)し、今大会のグループリーグでもインターハイ準優勝の日大藤沢高を2-1で破って4強入りした。
冬の躍進へ向けて勢いある両校の戦いは、開始3分に名東が先制する。敵陣で相手ボールをインターセプトしたMF井原雄大(3年)が縦へのドリブルで2対1の状況をつくってからラストパス。これを右SB鶴田航大(3年)が決めて先制点をマークした。
だが、立ち上がりの失点で目が覚めた野洲がすぐに名東へ襲いかかる。6分、この日抜群の存在感を放った注目MF江口稜馬主将(3年)がボランチの位置から前方に空いたスペースを逃さずに突くドリブル。そしてスルーパスを受けたFW井野将真が切り返しから相手の意表を突くトゥーキックでのシュートを決めて同点に追いついた。
攻撃のテンポを落とさない野洲はさらに13分、江口がノールックでの絶妙なサイドチェンジ。左足のロングキックを右のFW梅崎彪(3年)へ通すと、山本佳司総監督も「成長してきた」と評するドリブラーが強引に局面を打開する。そして深く切れ込んでから中央へ折り返したボールを注目MF高取誠隆(3年)が右足ダイレクトで左ポスト方向へはたくと、飛び込んできたFW田嶌祐作(3年)が1タッチでゴールへ押し込んだ。
野洲は1タッチパスを多用しながら「ショートパスで偏らせて、サイドチェンジしたりオプションをつけて」(山本総監督)という攻撃にチャレンジ。江口やMF中島聖(3年)の展開力や梅崎の突破力、高取のアイディアなどを活かして3点目を狙った。
2日後に県1部リーグの公式戦を控えるため、下級生のテストにも充てていた名東はそこで経験不足の面が出て2失点。井原やFW丸山玲弥(3年)が良くボールをキープして反撃し、またコンパクトな陣形からプレッシャーをかけてボールを奪うことにも成功していた名東は丸山がターンから決定的なシュートを放つシーンもあったが、追いつくことができない。
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