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ルヴァン杯でトップデビューの浦和DF橋岡、クラブでも代表でも「どんどん結果を出して、上へ…」

ゲキサカ / 2017年9月4日 3時16分

ルヴァン杯準々決勝第2戦で競り合いを見せる浦和レッズDF橋岡大樹

[9.3 ルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和2-2C大阪 埼玉]

 3日に行われたセレッソ大阪とのルヴァン杯準々決勝第2戦で、待望のトップチーム初先発を迎えた浦和レッズのDF橋岡大樹は、わずか45分間の出場にとどまった。それでも持ち味のフィードを随所に見せ、前半終了間際には気迫のこもったロングシュートも披露。「誰にも負けたくない」と進歩を続けるファイターが、プロのレベルにたどり着こうと必死にもがいている。

 中学3年時からユースチームで出番をつかんだ有望株のトップチームデビューは、8月30日、C大阪とのルヴァン杯準々決勝第1戦で突然訪れた。後半13分、今夏から加入したDFマウリシオが左足首を痛めてプレーを続行できなくなると、2種登録選手としてベンチに入っていた高校3年生にお呼びがかかった。

「本当は試合に出るはずじゃなかったと思うんですけど、ああいう形でチャンスをもらった。マウリシオ選手の負傷は、チームにとっては決して良いことではないけど、自分にとってあそこで出られたのは良かった。何かがチャンスをくれたんだと思うし、そこで躊躇なくプレーできた」。そう振り返った橋岡は、身体を張った守備でアウェーでの無失点に貢献した。

 そうして迎えた第2戦、背番号44は初めてスターティングイレブンに名を連ねた。ところが、前半のうちにセットプレーで2点を先行される展開に。失点には直接的に絡まなかったものの、ハーフタイムにDF森脇良太と交代し、ピッチを後にした。アウェイゴールで上回られて準決勝進出を逃した試合後、橋岡は「まだまだ差がたくさんある」と悔しさを隠さなかった。

 それでも「もっと出て行きたかった」という攻撃面では、チャレンジングな試行錯誤が見て取れた。前半20分、FWラファエル・シルバを低く狙ったボールは「浮いてしまった」とGKにキャッチされたが、同38分には、左サイドのMF菊池大介に左足キックでピタリと合わせた。「ロングフィードは持ち味だと考えている」という武器を、プロの舞台でも物怖じせずに繰り出した。

 また、さらに“橋岡らしさ”が出たのは、前半アディショナルタイムのことだった。もうすぐホイッスルが鳴りそうな時間帯、味方のバックパスを受けて前を向くと、ゴールまで軽く40mはあろうかという距離から、左足で「躊躇なく」(橋岡)ロングシュートを放った。うまくミートしなかったボールは大きく枠を外れたが、客席からは驚きをともなったどよめきが漏れた。

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