[Rookie League]矢板中央がU16全国交流大会出場へ王手!鹿島学園は3点差追いつくも、涙の“敗退”に
ゲキサカ / 2017年9月4日 12時2分
[9.3 U16全国交流大会出場プレーオフ1回戦 矢板中央高 3-3 鹿島学園高 時之栖うさぎ島G]
「2017 Rookie League」A Group3位の矢板中央高(栃木)と同B Group1位の鹿島学園高(茨城)が3日、U16全国交流大会(12月開催予定)への出場を懸けたプレーオフ1回戦を戦い、3-3で引き分けた。大会規定により、上位リーグ所属の矢板中央が勝者扱いとなり、静岡学園高との2回戦(代表決定戦)進出を決めている。
苦しみながらも次ステージへの進出を決めた矢板中央の金子文三コーチは「高校1年生は精神的に安定していない。それが一番怖い」と分析していた。前半はセットプレーから2得点を奪うなど3-0で折り返す楽勝ムード。だが、後半は一転、2本のPKを与えるなど追いつかれて最後は冷や汗いっぱいの勝ち上がりとなり、1年生のメンタリティーの難しさを口にしていた。
試合は立ち上がりから互いに「気持ちでは負けねぇ!」という気迫が伝わってくるような攻防戦に。その試合は左SB在間陽平の思い切った攻撃参加とシュートなどより攻撃に迫力のあった矢板中央がリードを奪う。
21分、左サイド後方からのFKをMF野澤元が左足で蹴り込むと、CB長江皓亮がバックヘッドのような形で合わせて先制点を奪う。野澤やMF左合修土がセカンドボールを拾ってリズムを生み出す矢板中央は40分にも敵陣中央でFKを獲得。これを野澤が再び左足で蹴り込むと、今度はFW加藤蒼大が頭で合わせて2-0とした。
さらに44分には速攻から野澤がスルーパス。これでFW久永武蔵が抜け出し、左足でゴールを破る。ミスもあって崩れた鹿島学園を矢板中央が飲み込む形で前半を終えた。後半の立ち上がりも流れは変わらないように映ったが、1本のPKから流れが一変する。
後半17分、中盤の混戦を制した鹿島学園はFW橋口永羽が右サイドから縦へ仕掛けてPKを獲得。これをCB豊島朱凌が右足で決めると、鹿島学園はアタッキングサードからドリブルでの仕掛けを連続して矢板中央にプレッシャーをかける。そして19分、今度は右サイドからPAへ潜り込んだFW中村大胡がPKを獲得。これを自ら右足で決めて1点差とした。
こうなると、勢いは止まらない。39分、鹿島学園は右スローインをDFの背後に落とすと、ゴールラインギリギリで諦めずにボールを残したDF地曳嵐士の折り返しをFW磯部直也が左足で押し込んで同点に追いついた。
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