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筑波大の快進撃を止めたのは大宮…J発足後大学勢初の8強ならず

ゲキサカ / 2017年9月21日 0時59分

左足でシュートを放つ筑波大FW中野誠也

[9.20 天皇杯4回戦 筑波大0-2大宮 カシマ]

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権は20日、各地で4回戦を行い、大学勢として8年ぶりの16強入りを果たした筑波大はカシマサッカースタジアムでJ1の大宮アルディージャと対戦し、0-2で敗れた。Jリーグ発足以降、大学勢として初の8強入りはならず、2大会連続ベスト8進出の大宮は10月25日の準々決勝でC大阪と対戦する。

 昨季の全日本大学選手権(インカレ)を制し、今季の関東大学リーグ1部でも首位に立つ筑波大。天皇杯では1回戦でJ3のYS横浜、2回戦でJ1の仙台、3回戦でJ2の福岡を3連破し、4回戦に駒を進めてきた。だが、今夏の総理大臣杯では今月8日に行われた準決勝で法政大に0-1で敗れ、ベスト4敗退。同16日には関東大学リーグの後期開幕戦となる第12節で再び法政に1-2で敗れ、公式戦2連敗で天皇杯4回戦を迎えた。

 筑波大は16日の法政大戦から先発2人を変更した。2回戦の仙台戦(3-2)で2ゴールを決めたMF三笘薫(2年=川崎F U-18)のほか、DF山川哲史(2年=神戸U-18)がスタメン入り。天皇杯3戦5発のFW中野誠也(4年=磐田U-18、磐田内定)が1トップを務めた。
 J1で降格圏の17位と残留争いを繰り広げている大宮は16日のJ1G大阪戦(2-2)から先発10人を変更。FW大前元紀、FW江坂任、DF菊地光将ら主力は軒並みベンチスタートとなった。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から中野がスピードを生かして果敢に裏を狙う筑波大は球際の競り合いやセカンドボールへの反応でも積極性を見せ、J1クラブ相手に体を張って対抗。前半15分には後方からのFKにDF野口航(4年=大津高)が頭で合わせるも、GKの好セーブに阻まれた。

 大宮も前半21分、左サイドからMF岩上祐三がロングスローを放り込み、ニアでFW清水慎太郎がそらしたところにDF高山和真が飛び込んだが、わずかに届かない。地力でまさる大宮が徐々に押し込んでいくと、前半28分、右クロスに合わせた清水のボレーシュートがPA内で山川のハンドを誘い、PKを獲得。自らキッカーを務めた清水が落ち着いてGKの逆を突き、ゴール左へ流し込んだ。

 貴重な先制点をマークした大宮は前半35分にも右CKのセカンドボールをつないで岩上の右クロスに清水が右足ダイレクトボレーで合わせたが、クロスバーを直撃。同40分には清水の強烈な右足ミドルが左ポストに当たって跳ね返った。苦しい展開の筑波大は前半42分、ボランチのMF鈴木徳真(3年=前橋育英高)に代わってMF高嶺朋樹(2年=札幌U-18)がピッチに入った。

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