岩政特別コーチに教わったヘッド、アプローチを尚志の仲間の前で表現したCB馬目、「伝える」ことにもこだわる
ゲキサカ / 2017年9月21日 12時10分
日本サッカー協会(JFA)は、継続的な日本サッカーの発展のため、さらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的として『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業を実施中。8月からは元日本代表DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC)を特別コーチに、センターバックを対象にした全4回のプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を行っている。
11日には3回目のクリニック、DAY3として岩政特別コーチをはじめとしたコーチングスタッフが『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受講している2人のうちの一人、CB馬目裕也(2年)の所属する尚志高(福島)を訪問。馬目を含め、尚志のAチームの選手を指導した。
時折雨も降る中で実施されたトレーニング。主力CB松本雄真(3年)が「自分が知らないことがいっぱいあった。自分は(競った後の動きなど)足先でやっていたんですけど、身体ごと動くみたいなところは凄いなと思いました。毎日、高いレベルで持続して結果に繋げていきたい」と話すなど、各選手が刺激を受けながらトレーニングする中、馬目は岩政特別コーチから「ずいぶん良くなったんじゃないですか。(DAY1から)数週間ですけどちゃんとコツを掴んでやろうとしているのが見えましたよ」と評されるほどのプレーを見せていた。
これまではともに『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受講しているCB関川郁万(流通経済大柏高2年)、サポートメンバーの大学生とのトレーニングだったが、この日はチームメートたちとの2時間弱のトレーニング。他の選手と一人ウェアの違う馬目は「緊張する面があった」と振り返ったが、「習ってきていることを少しでも見せられればいい」とヘディング、アプローチのタイミングの部分などでDAY2まで教わってきたことをしっかりと発揮していた。
特にヘディングでは岩政特別コーチの言う、「ヘディングは(ジャンプの)落ち際にすること。最初は合わなくてもいいから、早く跳んで上で待つ」ことにチームメートたちが苦戦する中、馬目はタイミング良く跳躍して空中で姿勢をつくり、ボールを跳ね返していた。またゴール前での2対3のトレーニングでは、ファーストディフェンダーになった際、セカンドディフェンダーになった際もやるべきことを意識しながらチャレンジ&カバーを繰り返し、相手の止まったタイミングを逃さずにチャレンジ&チャレンジへ切り替えてボールを奪い取っていた。
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