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岩政特別コーチが流経大柏でクリニック後に“特別講義”、注目CB関川が「聞けたことだけでも良かった」という一言も

ゲキサカ / 2017年9月21日 13時56分

流通経済大柏高CB関川郁万

 日本サッカー協会(JFA)は、継続的な日本サッカーの発展のため、さらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的に『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業を実施している。8月からは元日本代表DF岩政大樹(東京ユナイテッドFC)を特別コーチに、センターバックを対象にした全4回のプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を開催中。12日には岩政特別コーチをはじめとしたコーチングスタッフが受講者の一人であるCB関川郁万(2年)の所属する流通経済大柏高(千葉)を訪れ、3回目のクリニック、DAY3を行った。

 約100分間のトレーニング後、岩政特別コーチは本田裕一郎監督の希望によって流経大柏の全選手を前に9分間の特別講義。日本代表になっていくような選手とそうでない選手とのレベルの差がどこで生まれてくるのか、持論を展開した。

「サッカーをやっている時の頭の回し方が違う」。パスを出す、ヘディングする、1対1で対応する。そのような動作をその時、その時考えて動くのではなく、レベルの高い選手は絵が連続してアニメになるように、その瞬間、その瞬間、頭の中で切り替わって連続して動くことができるのだという。

 そこへ到達するためには「日々の練習でなぜ上手く行かなかったのか、自分なりに考えること。上手く行かなかったことに対して仮説を立てて、あそこでファーストディフェンダーに声かけていれば状況変わったかなとか、どうやったら変わったか仮説を立てていく」。その作業を毎日毎日繰り返していく。

 チームにより貢献するため、チームが勝つための自分の正解を持っているのは、コーチや、日本代表選手、海外のスター選手ではなく、自分だけ。岩政特別コーチは現役時代、毎日のトレーニング後にどうすれば抑えられるか、プロで生きていけるのか、ひたすら考えていたという。それを日々、貪欲に探し続けた選手がトップステージで活躍したり、日本代表になったり、自分だけの守備、攻撃の方法論を手にしたりすることができるのだ。

「自分の正解は自分しか持っていない。自分が持っているもので正解を探す。俺は下手くそだったから人よりも頑張れたし、人よりも声掛けようと思った。頭で考えて、身体を張ろうと思った。サッカーは才能で勝負が決まるわけではない。陸上競技では勝てないかもしれないけれど、サッカーなら勝てる。勝つか、どうかは自分次第。自分の練習に対する取り組みと考え方次第」と岩政特別コーチ。インターハイ王者・流経大柏の選手たちは真剣な表情でその言葉を聞き入れていた。

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