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「翼がいないとダメだと思われたくない」。注目CB早坂擁する平塚学園が攻守で力示し、神奈川16強へ

ゲキサカ / 2017年9月24日 10時31分

後半36分、2点目のゴールを決めた平塚学園高MF坂下優希(左)とMF三浦太遙が喜びを爆発させる

[9.23 選手権神奈川県2次予選2回戦 藤沢清流高 0-2 平塚学園高 湘南学院高G]

 第96回全国高校サッカー選手権神奈川県2次予選2回戦が23日に行われ、U-18日本代表CB早坂翼主将(3年)擁する平塚学園高が藤沢清流高を2-0で破った。平塚学園は2年連続のベスト16進出。10月21日の3回戦でインターハイ予選優勝校の東海大相模高と対戦する。

 チームリーダーの早坂は今年6月のU-18日本代表ポルトガル遠征メンバーに選出され、世界を経験。だが、その遠征初日と日程が被り、早坂が不在だったインターハイ予選3回戦で平塚学園は日大藤沢高に0-2で敗れた。また、早坂が負傷欠場したという関東大会予選もチームはブロック決勝で桐蔭学園高に0-1で敗れている。

 中盤の要・MF角田薫平(3年)が「凄い大きいです。いたらまとまりますし、攻撃も守備も中心と言える存在」と評するように、チームにとってその存在は大きい。だが、そこに頼っていてはダメだということも分かっている。MF三浦太遙(3年)は「翼がいないと平学はダメと思われたくない。翼に頼っていたらダメというのがみんな分かっているので、(現在は)自分が、自分がというのがありますね」。その平塚学園がこの日は攻守において力を示し、早坂らが不在だった県2部リーグ(9月3日)で敗れていた藤沢清流にリベンジした。

 前半、なかなか波に乗ることができなかった平塚学園だが、その中で早坂が存在感。得意の左足からフィード、くさびへのパスを通してチャンスの起点となった。そして、サイドからのクロスにまで持ち込んでいた平塚学園は、前半29分に先制点を奪う。右サイドから華麗なルーレットでDFを抜き去った三浦が外側からオーバーラップしてきたSB中村航太(3年)へ展開。中村のクロスから、最後はFW西田成貴(2年)の落としを受けた三浦が左足コントロールショットをゴール左隅へ沈めて均衡を破った。

 平塚学園がこの日、特に光っていたのはディフェンス面だ。藤沢清流は大きな展開と自陣からのビルドアップを使い分けながらボールを運ぼうとしていたが、平塚学園はこの試合へ向けて徹底してきたというボールを失ってからの切り替えが非常に速く、藤沢清流の配球源を潰していく。

 サイドに開かれたシーンも、的確な読みから素早い寄せを見せる角田らが複数で封鎖。藤沢清流は10番FW清水大希(3年)のミドルシュートや左の突破口、FW南和樹(3年)の仕掛けなどから平塚学園の守りに穴を開けようとしていたが、早坂と鈴木友也(3年)の両CB中心に守る平塚学園の最終ラインには綻びができない。

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