[AFC U-16選手権予選]3試合35得点0失点。日韓W杯世代の日本代表が第一関門を踏破!!
ゲキサカ / 2017年9月25日 7時4分
[9.24 AFC U-16選手権予選 U-15日本代表 4-0 U-15マレーシア代表 インドネシア]
24日、U-17W杯予選を兼ねるAFC U-16選手権予選グループJの第3戦が行われ、日本はマレーシアと対戦。2勝同士が最終日にぶつかる「首位決定戦」と呼ぶべきシチュエーションだったが、日本は序盤から圧倒。FW吉田有志(C大阪U-15)の先制点を皮切りに大量点を奪うと、守備陣の冷静さも光る内容で東南アジアの実力国を4-0の大差で退け、首位通過を決めた。
第1戦と第2戦でターンオーバー策を実施し、まったく異なる11人で臨んでいた日本は、この第3戦については第1戦のメンバーをベースにしつつ、3人を入れ替えた陣容で臨んだ。ディフェンスラインを少し動かし、第1戦は右SBで先発していた半田陸(山形ユース)をセンターバックにスライドし、鈴木海音(磐田U-15)とのコンビとして配置。これはマレーシアの高速攻撃陣を意識しての変更だった。半田の抜けた右SBには植田啓太(横浜FMジュニアユース)が入り、左は唯一の中学2年生である中野伸哉(鳥栖U-15)が入った。また中盤中央は成岡輝瑠(清水ジュニアユース)と横川旦陽(湘南U-15平塚)、両翼には角昂志郎(東京武蔵野シティFC U-15)と近藤蔵波(C大阪U-15)が入り、前線は中野桂太(京都U-15)と吉田が2トップを形成、GKは山田大樹(鹿島ユース)が先発した。
事前の予想どおり、試合は序盤から日本が主導権を握る流れとなったものの、「4-4-1-1の形でしっかり引いてきて難しかった」とFWの吉田が振り返り、DFの鈴木が「一定のリズムでボールを動かしすぎてしまっていた」と反省したように、なかなか攻撃のスイッチが入らない。中盤中央で司令塔役を担う成岡も「引いて守ってくる相手に対して、安全に終わってしまっていて、なかなかFWに付けることができなかった」と振り返った。
前半の半ばに至って、日本のシュートはミドルレンジからのものが2本あったのみ。閉塞感も感じられる流れだったが、有馬賢二監督はピッチ脇から「焦れるな。90分で考えればいい」と冷静な試合運びを呼びかけ続けた。
そして迎えた23分だった。左サイドのタッチラインを割りそうだったボールを左SBの中野伸がうまくコントロールして、そのまま縦へと加速する。「目が合ったので、動き出せた」とニアに走り込んだFWの吉田の頭に中野伸からのクロスボールがピタリと合って、待望の先制点が生まれる。
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