“昨季ブレイク男”覚醒も最下位群馬は痛恨ドロー…横浜FCは途中出場FW大久保が韓流3バック崩す
ゲキサカ / 2017年10月1日 19時8分
[10.1 J2第35節 群馬1-1横浜FC 正田スタ]
J2第35節2日目が1日に行われ、22位ザスパクサツ群馬はホームで暫定5位の横浜FCと1-1で引き分けた。追いつかれる形となった群馬は連敗こそ2で止めたものの、残留が遠のく3試合未勝利(1分2敗)。横浜FCも7戦負けなし(4勝3分)としたが、順位は6位に後退した。
群馬は前節・水戸戦(0-4)から先発2人を変更。MF岡田翔平が6試合ぶり、MFパク・ゴンが4試合ぶりにスタメン起用された。フォーメーションは前節までの4-4-2に代え、3-4-2-1を採用。GK清水慶記がゴールマウスを預かり、最終ラインは右からパク・ゴン、DFチェ・ジュンギ、DFヨ・ソンヘの韓国人3バックとなった。中盤の底にはMF松下裕樹とMF岡庭裕貴が入り、右ウイングバックにDF高橋駿太、左にDF阿部巧。前線は岡田とMF山岸祐也が2シャドーを組み、チームトップの9得点を記録しているFW高井和馬を1トップに据えた。
対する横浜FCは前節・愛媛戦(3-2)と同じ先発メンバーで臨んだ。布陣も4-2-3-1を継続し、最後尾にGK高丘陽平。バックラインには右からMF小宮山尊信、DF西河翔吾、DFカルフィン・ヨン・ア・ピン、DF田所諒が入り、ダブルボランチはMF佐藤謙介とMF中里崇宏の鉄板コンビが務めた。2列目は右からFWジョン・チュングン、FWレアンドロ・ドミンゲス、MF野崎陽介。そして1トップには、得点ランク首位の21ゴールを記録しているエースFWイバが入った。
残留圏内の20位熊本と勝ち点15差の最下位に沈む群馬に対し、大混戦のJ1昇格プレーオフ争いに身を置く横浜FC。立場は違えど勝利が必須となる一戦で先に主導権を握ったのはホームの群馬だった。
ピッチをワイドに使った攻撃でリズムをつかみ、前半16分に左CKを獲得。キッカーの松下が右足で送ったクロスにファーの山岸が頭で合わせるが、ゴールライン上の中里にブロックされる。また、その直前に岡田とGK高丘の競り合いでファウルがあったとして、横浜FCボールでプレー再開となった。同19分には敵陣中央でFKを得ると、遠めから岡庭が右足でブレ球シュートを試みる。PA内中央に走り込んだ岡田が右の足先で触り、コースを変えようとしたが、GK高丘にセーブされた。
セットプレーを中心にゴールへ迫る群馬は前半35分に先制に成功する。左サイドの阿部のスローインを松下がもらいに行き、阿部に預けてからフリーのポジションを取ると、バックパスを受けて中央を確認。右足でバックスピンをかけたストレート性のクロスを送り、田所の視界の外からファーに入った高橋が頭で叩きつけてゴール左に決めた。
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