「期待が大きい」U-17日本代表、インド出発前に久保建英の決勝PK弾で大学生破る
ゲキサカ / 2017年10月2日 17時13分
10月6日に開幕するU-17W杯インド2017に出場するU-17日本代表は1日、御前崎ネクスタフィールドで常葉大浜松キャンパスサッカー部と練習試合(35分×3本)を行った。試合は2本目のアディショナルタイムにFW久保建英(FC東京U-18)が左足で沈めたPK弾が決勝点となり、3本合計1-0の完封勝利をおさめた。
W杯前最後の実戦を終え、森山佳郎監督が「いいシミュレーションの試合ができた。相手が引いてくるか、前からくるかはわからないけど、連動した守備に入っていけない部分があった」と話すように、相手のプレスと固い守備に苦しんだが、本大会で堅守のチームをどう攻略するかという腕試しの場となった。思うように攻撃を組み立てられない時間帯があったからこそ、「『まだまだ足りないぞ』といういい緊張感を保ったままインドにいける」と指揮官は気を引き締めた。
日本は4-4-2のフォーメーションで、1本目はGKが谷晃生(G大阪ユース)、4バックは右SBがMF喜田陽(C大阪U-18)、CBが菅原由勢(名古屋U-18)と小林友希(神戸U-18)、左SBが鈴木冬一(C大阪U-18)。中盤はキャプテンの福岡慎平(京都U-18)と平川怜(FC東京U-18)がダブルボランチに入り、右SHが上月壮一郎(京都U-18)、左SHが椿直起(横浜FMユース)。2トップは宮代大聖(川崎F U-18)と久保がコンビを組んだ。
1本目は相手の鋭いプレスと固い守備に苦しみ、なかなか中盤でパスがつながらない。ロングボールを入れてチャンスを伺うも前線におさまらず、ボールを失う場面も続いた。徐々にスペースを使って攻撃の形をつくり、8分、平川のサイドチェンジを起点にエース宮代が右足シュート。18分にも小林の正確なフィードから最後は宮代が強烈ヘッドで叩いたが、惜しくもクロスバーを直撃してしまう。
2トップの一角に入った久保はいい形でボールを受けられない時間帯が続く。すると19分、相手選手4人に囲まれて突破を防がれ、右膝を負傷。座り込んで一度はピッチを出たが、プレーを続行した。ゴールに迫る機会は限られたが、185cmの小林が大学生に競り負けない空中戦の強さを見せるなど、相手にもチャンスを与えず、0-0で引き分けた。
2本目は先発5人を入れ替え、GKが梅田透吾(清水ユース)、4バックは右SBが菅原、CBは馬場晴也(東京Vユース)と監物拓歩(清水ユース)、左SBに鈴木が並んだ。中盤は福岡と奥野耕平(G大阪ユース)がボランチでコンビを組み、右SHに久保、左SHに平川が入り、FW中村敬斗(三菱養和SCユース)と宮代が2トップに入った。
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