[国体少年男子] 磨いてきた「大きな相手に勝つためのサッカー」。開催地・愛媛県が雨中の逆転勝ちで8強入り!
ゲキサカ / 2017年10月2日 20時13分
[10.2 国体少年男子2回戦 愛媛県 2-1 岐阜県 新居浜市営サッカー場1G]
開催地・愛媛県が雨中の逆転勝利! 16歳以下の年代の選手たちが優勝を争う第72回国民体育大会 「愛顔つなぐえひめ国体」サッカー競技少年男子の部は2日、2回戦を行い、愛媛県が岐阜県に2-1で逆転勝ちした。初戦を突破した愛媛県は、3日の準々決勝で青森県と戦う。
約1,000人の地元観衆の声援に応えた。愛媛県は半数が170cm以下という小柄なチーム。近藤尚稔監督(土居高)が「大男をやっつけることをテーマにやってきた」というチームが後半に相手のライン間でボールを受ける部分や、コンビネーションでの崩しなど持ち味を表現して逆転勝ちした。
前半、相手に背後のスペースを取られたくないという意識が強くなりすぎていた愛媛県は後ろに重くなってしまい、ズルズルと押し込まれてしまった。一方の岐阜県は前線から連動した守備でMF志知遼大(京都橘高1年)やMF小宅空大(若鮎長良FC、中学3年)がボールを奪いきり、そこからチャンス。前半19分にMF伊藤寿莞(中京高2年)とのワンツーからMF宮永崇源(岐阜U-18、2年)が決定機を迎え、その後も伊藤の左足セットプレーや、宮永が絡んでの崩しで相手DFラインにプレッシャーをかけた。
前半は0-0で折り返したものの、岐阜県は後半3分に左サイドを突いた宮永の折り返しを受けたFW横井内壮(帝京大可児高1年)が左足シュートをゴール右隅に決めて先制点を奪った。だが、前半に比べて前への意識が増した愛媛県がここから巻き返す。サイドの高い位置までボールを運んで、セットプレーを獲得。左SB長井季也(今治東中等教育学校、高1)のCKをMF谷岡昌(愛媛U-18、1年)が決定的な形で合わせるなど会場を沸かせた。
そして21分、愛媛県は左サイドでボールを収めたFW岡本航汰(今治東中等教育学校、高1)が巧みなターンからPAへ侵入。シュートフェイントを交えたドリブルでDFを1人、2人と外して中央まで持ち込むと、そのまま右足シュートを決めて同点とした。
登録166cmの岡本が決めた技ありゴール。「牛若丸のような選手しかいない」(近藤監督)という愛媛県がその技巧で試合を振り出しに戻した。この後もMF岡田蒼生(愛媛U-18、1年)とFW柳下将野(愛媛U-18、1年)のコンビで決定機を作り出すなど愛媛県の勢いは止まらない。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
夏の王者・旭川実が過去3年敗れていた北海に雪辱。3発逆転勝ちで6年ぶりの選手権へあと1勝:北海道
ゲキサカ / 2024年10月29日 13時6分
-
「勝ちは義務ではなく、欲望」。失点も笑顔で切り替え、「勝ちたい」を表現した帝京が東海大高輪台に4発逆転勝ち:東京A
ゲキサカ / 2024年10月28日 13時40分
-
国スポで活躍の2年生10番MF三上蓮恩も存在感。安定してチーム力を発揮中の細田学園が5-0発進:埼玉
ゲキサカ / 2024年10月22日 12時52分
-
中央学院の新たな名手、10番MF手塚柑汰がスルーパスで1アシスト。ドリブル、左足、アイディアを駆使して激戦区・千葉を勝ち抜く
ゲキサカ / 2024年10月6日 7時0分
-
“悔しい”勝利で次は選手権予選へ。水戸内定の日体大柏GK早川ウワブライトは千葉制覇と全試合「無失点」を誓う
ゲキサカ / 2024年10月5日 20時40分
ランキング
-
1大谷「左肩亜脱臼」楽観は禁物…《レギュラーシーズンなら欠場必至のはず》と専門家が警鐘!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
-
2J助っ人の“70m独走弾”「漫画やん」 衝撃の“環境破壊”が話題「なんでJ2にいるんだ」
FOOTBALL ZONE / 2024年10月29日 7時30分
-
3ド軍が4年ぶりWS制覇へ王手 大谷翔平は2戦無安打も1得点2出塁…左肩負傷から強行出場
Full-Count / 2024年10月29日 12時43分
-
4球界の重鎮・権藤博氏はむしろ「日本の投手は投げなさ過ぎ」…沢村賞また「該当者なし」で選考基準見直し案も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月28日 20時22分
-
5井上中日「矢野燿大ヘッド」招聘プラン立ち消えに…“元阪神監督”の看板などが足かせ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください