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[国体少年男子]2回戦の注目カードは雨中の攻め合いに。好守も光った大阪府が初Vへの最初の難関突破!

ゲキサカ / 2017年10月3日 6時44分

 一方の大阪府は「特に前の2人が守備のスイッチを入れてくれる」と梶田監督が評した藤尾と西村の2トップが非常に献身的な走り。ハードワークでチームを引っ張るMF{{谷本駿介}(C大阪U-18、2年)らが相手の攻撃を限定すると、食野やMF{{松本凪生}(C大阪U-18、1年)がボールを奪いきってしまう。CB{{林田魁斗}(C大阪U-18、1年)ら最終ラインも強さを示し、自分たちの攻撃時間を増やしていた。

 特に試合終盤はカウンター合戦の様相となっていたが、両チームともにDF陣が踏ん張り、ゴールを許さない。新潟県は後半34分、右CKから和田が決定的なヘッド。ボールは左隅のコースへ飛んだが、「あそこはクロスが飛んできて、ヘディングされる時にフリーになっているのが分かっていたので、一歩引いて。低くてバウンドしそうだったのでわざとボールを上に上げてセーブした」という大阪GK浅野がスーパーセーブで逃れる。大阪府は、相手の守りを崩しながら2点目を奪うことができなかったが、それでも強敵・新潟県に1点を許さず、好勝負を1-0で制した。

 大阪府は昨年のチームリーダー、MF奥野耕平(G大阪ユース、2年)が国体での活躍後にU-17W杯日本代表まで駆け上がり、プロ入りを決めた選手やJ3出場を果たす選手が出るなど、国体の経験を次に繋げている。浅野が「シュートストップには自信があるので、ゼロに抑えて決勝まで行ったら評価も上がると思う」と代表入りへのアピールを口にするなど、個々にとってはステップアップするための重要な機会であり、チームもそれを求めている。

 同時に、イレブンは本気で歴史を変えることを考えている。藤尾は「大阪はまだ優勝できない。去年も惜しいで終わっている。メンバーも揃っていると思うでの、チーム一丸となって頑張りたい」と語り、西村は「まずは優勝。一個一個目の前の試合に勝たないと優勝できないので、準備を大事にして頑張っていきたい」と意気込んだ。先を見過ぎることなく、一戦一戦に集中して勝ち上がり、今年こそ頂点に立つ。

(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集

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