[国体少年男子]V奪還へ前進!上手さ、逞しさ示した神奈川県が3冠メンバー中心の静岡県を撃沈!
ゲキサカ / 2017年10月4日 6時14分
神奈川県主将の柴田徹は「耐えて耐えてという感じだったので。苦しい時間帯が続いていました。でも、後半流れが悪い時に失点しなかったことが大きかったと思うし、そこで追加点を西川が決められたこともチームにとって良かった」。静岡県はMF瀬畠義成(JFAアカデミー福島U18、2年)を中心にボールを動かし、青島がスペースでボールを引き出してチャンスメークしていたが、神奈川県はファーストディフェンスが相手のパスコースを良く限定していたことによってCB和田昂士(横浜FMユース、1年)やCB小林夏生(横浜FMユース、1年)らが狙いを定めてボールを奪い取る。
そして、中盤中央の位置でインターセプトを連発していた山本のパスからチャンスを作り出した神奈川県は29分、山本が相手DFラインの背後へ飛び出したFW宮城天(川崎F U-18、1年)へ浮き球パスを通す。これを敵陣左中間の深い位置で受けた宮城が絶妙なターンでDFを剥がしてラストパス。逆サイドから飛び込んできたFW西川潤(桐光学園高1年)が1タッチでゴールへ流し込んで勝負の行方を決定づけた。
「神奈川は4種、3種のトレセン組織のいい環境が整っている」(平塚監督)という中で、強化されてきた神奈川県の個々のレベルは高い。今大会は関東ブロック予選で主将を努めていたFW斉藤光毅(横浜FCユース、1年)がU-17W杯出場のため、欠場。だが、その分も選手たちは戦う意気込みだ。キャプテンマークを受け継いだ柴田徹は「自分は去年も出て(3位で)悔しい思いをしているので絶対に優勝したいです。(斉藤)光毅の分の思いも背負って戦いたいし、このチームで優勝したいです」と誓った。次戦は4大会連続での対戦となる大阪府。昨年敗れた宿敵に雪辱して、頂点に近づく。
(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集
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