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[国体少年男子]4年連続の“宿敵対決”は神奈川県が制す!コンパクトな守り貫き、FW宮城Vヘッドで大阪府撃破!

ゲキサカ / 2017年10月5日 5時49分

 その直後、35分に神奈川県が先制点を奪う。左SB岩井龍翔司(横浜FMユース、1年)の左足ミドルで獲得した右CKを山本が左足で蹴り込む。これをファーサイドでフリーになった宮城が早めの跳躍でしっかりと空中姿勢を作り、完璧なヘディングシュート。流れが悪くなりかけていた時間帯で逆にリードを奪い、前半を終えた。

 アドバンテージを持って後半に入った神奈川県は宮城のドリブルからMF石井宏育(横浜FMユース、1年)が決定機を迎えるなど追加点のチャンスを作る。前半に比べると、大阪府に仕掛けられるシーンが増えた神奈川県だが、前への強さを発揮していたCB小林夏生(横浜FMユース、1年)と空中戦で確実に跳ね返すCB 和田昂士(横浜FMユース、1年)中心にゴール前で堅い守り。また平塚次郎監督(湘南)が「昨日よりも苦しい時間にコンパクトにすることができた」と振り返ったように、プレスバックの意識も高く、大阪府にシュートまで持ち込ませない。

 1点を狙って攻め続ける大阪府は終盤、藤尾が強引に起点を作ってチャンスメーク。だが、藤尾のパスからFW川崎修平(G大阪ユース、1年)が放った右足シュートは神奈川県GK山田怜於(鎌倉高1年)がファインセーブで止める。さらにワンツーから藤尾が放った左足シュートは枠外。アディショナルタイムにもCKから谷本がフィニッシュしたが、決めきることができなかった。

 神奈川県の平塚監督が「気が利きます。(バランスが崩れかけても)チームのヘソになって苦しいところを抑えてくれる」と評する柴田壮はチームのバランスを取りながら1-0の勝利に貢献。「守備のところは全体で我慢して、最後シュートのところで寄せたり、そういうところを我慢強くできたことが良かった」と振り返った。また、山口FW和田昌士を兄に持つ和田は「大阪はいい選手がいっぱいいるというのは今までの試合を見ても、話でも入ってきていた。中盤のところで今までの試合に比べて回されることも多かったんですけど、上手くコンパクトにしてできたし、試合前からのDFラインでの話し合い通りにできたので良かったです」。

 上手いだけではなく逞しいチームを目指す神奈川県が宿敵との攻防戦でも逞しさを発揮。柴田壮は「力強いチームになってきていると思うんで、決勝も勝って優勝したいです」と語った。準々決勝で静岡県、準決勝で大阪府とV争いのライバルに堂々の勝利を収めた神奈川県が、決勝も制して2年ぶりの優勝を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集

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