「オレがここにいるという存在感を出すこと」「壁にぶち当たった時に何をするか」鹿島CB昌子、大岩監督が高校生へアドバイス
ゲキサカ / 2017年10月6日 12時10分
「『オレがここにいる』という存在感を出すのは、物凄く大事」。鹿島アントラーズの日本代表CB昌子源は、今後プロを目指したり、Jリーグクラブへ練習参加したりする高校生たちに向けたアドバイスを口にしていた。
9月27日、『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』第4回受講のために、流通経済大柏高DF関川郁万(2年)と、尚志高DF馬目裕也(2年)が鹿島の練習に参加。2人の身体能力の高さを認めていた昌子だが、1時間という短い練習時間の中でも、もっと積極性を出して欲しかったようだ。
昌子自身も高校2年生の時に鹿島へ練習参加。「最初、一言も喋らずに練習終わりましたもん。思い出したら、(確かに)無理やと思います」と苦笑していたが、一方で「遠慮はもったいない。こういうちょっとした練習でスカウトが見てたりする。例えば、一発目の練習で声出す選手はいない。ヘディングする時に『オーケー!!』と言って競ったら違いますよ」と声を出してアピールすること、周囲に自身を印象づけたりすることの重要性を説明していた。
実際、試合でもCBのファーストプレーは大切と言われる。その中で大声を発しながら、ヘディングで跳ね返すことができれば、相手に威圧感を与えることもできるという。どこで誰が見ているか分からない。昌子が「自分の時には無かったですから。羨ましい」と語る『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』でプロにアピールするチャンス。もっと活かして欲しいという思いがあった。プロの練習に参加した際に臆すること無く、自分の武器を思い切り発揮できれば、もしくは、大声を発して存在感を出すことができれば、それだけで周りに十分なインパクトを与えることができるからだ。
「高校生は恥ずかしいと思うけれど、大きな声を出して競りに来たら、周りの選手から『オマエ、いいよ!』と言われるし、気に入れられると思います。FWだったら『オーケー!!』って言ってシュート打って、決めたら『シャーっ』と言ったら『いいよ!』となる。そういうアピールが大事ですよ」
昌子は米子北高1年時にCBへコンバートされた。高校時代はなかなかそのポジションを楽しむことができなかったという。だが、後に川崎F入りするFW谷尾昂也(元川崎F、鳥取。現ヴァンラーレ八戸)や先輩FW山本大稀(元栃木、鳥取。現アミティエSC京都)とひたすら1対1を繰り返して自信をつけたという。2年時にはインターハイで準優勝し、同年の全日本ユース(U-18)選手権でもベスト8。そしてプロのステージへと駆け上がっていった。
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