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復活の主将が延長同点弾!J1柏と提携3年目、千葉制覇狙う日体大柏がPK戦の末に千葉明徳撃破!

ゲキサカ / 2017年10月14日 22時23分

PK戦勝利を喜ぶ日体大柏高イレブン

[10.14 選手権千葉県予選決勝T2回戦 千葉明徳高 1-1(PK3-5)日体大柏高 日体大柏高G]

 第96回全国高校サッカー選手権千葉県予選は14日に決勝トーナメント2回戦2試合を行った。今年の関東大会予選優勝校・日体大柏高と昨年度選手権予選8強の千葉明徳高との2回戦屈指の好カードは、1-1で突入したPK戦の末、日体大柏が5-3で勝利。日体大柏は10月29日の3回戦で千葉敬愛高対市立松戸高戦の勝者と戦う。

 内容は決して良いものではなかった。だが、勢いのつく勝利であることは間違いない。日体大柏は苦しみながらも、復活したFW高橋航太主将(3年)の延長同点弾で追いつき、PK戦で強敵を突破した。

  2015年よりJ1柏レイソルと「相互支援契約」を結んで活動している日体大柏が今年の関東大会予選で優勝、インターハイ予選4強、そして県1部リーグで優勝争いしているのに対し、同じく県1部リーグ勢の千葉明徳は今年のトーナメント戦で上位に進出できていないものの、昨年度は準々決勝で優勝校の市立船橋高をPK戦まで追い詰めている強豪校。序盤拮抗していた戦いはその後、日体大柏がボールを支配する時間を大きく増やしていく。

 GK森川拓海(3年)がハーフウェーライン付近まで上がってポゼッションに参加し、数的優位を作る日体大柏はクオリティ高い配球を見せるMF有坂翔耶(3年)を中心にショートパスを素早く繋ぎ、サイドチェンジ、DFライン背後へのボールを交えた攻撃で押し込んでいく。

 だが、千葉明徳はCB鹿田知利(3年)とCB冨田直希(3年)の中央の守りが堅かった。彼らや左SB伊澤直弥主将(3年)が高さを発揮。そして、2年生GK齋藤悠汰が好セーブを連発したのに加え、クロスへの思い切った飛び出しなど存在感あるプレーを見せる。

 齋藤は29分に日体大柏FW上妻楓季(3年)の至近距離からのヘディングシュートをかき出すと、32分にも巧みなターンから右足シュートを放ったMF石原優(3年)のシュートを1ハンドでセーブ。この後、MF尾棹悠人(3年)のスーパークリアもあった千葉明徳は守備に重きを置く戦いとなったものの、後半9分に投入された俊足FW野澤海飛(3年)の縦への抜け出しや左サイドを強引にこじ開けた伊澤のシュートなど、一発があることも示す。

 ボールを支配し続ける日体大柏は相手の懐へスルーパスを差し込み、ラストパスへ持ち込んだほか、クロスから決定機も作った。長短のパスによってバリエーションある攻撃を続けていた日体大柏だが、元日本代表MFの酒井直樹監督が「最後の質だったり、ビルドアップの質のところもそうですし、クロスの入り方などももっと合わせられるようにしないといけない」と語ったように、精度の部分に課題を残し、思うようなテンポで攻撃することもできず。また、相手が待ち構えているところにロングボールを蹴り込んで跳ね返されてしまうなど、なかなか相手ゴールをこじ開けることができなかった。

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